中3英語|高校受験合格へ導く勉強法&テスト対策
「高校受験」という大きな壁に立ち向かう中学3年生の皆さん、そしてその姿を温かく見守る保護者の皆さん、こんにちは!
「子育てラボ(研究室)!」です。
今回は、高校受験の合否を左右すると言っても過言ではない「英語」に焦点を当て、中3の皆さんが高校受験合格を掴み取るための最強勉強法とテスト対策について、徹底的に深掘りしてお伝えします。
英語の勉強は、積み重ねが本当に大切です。
この時期から正しい方法で対策を始めれば、必ず得点源にできます。
漠然と「英語を勉強しなきゃ」と思っているだけでは、時間だけが過ぎてしまいますよね。
この記事を読めば、今日から何をすべきか、具体的な道筋が見えてくるはずです。
- 中3英語|高校受験合格へ導く勉強法&テスト対策
高校受験英語、なぜ重要?その攻略の鍵とは
高校受験における英語は、主要5科目の中でも特に得点差がつきやすい科目の一つです。
なぜなら、単に知識を問うだけでなく、「読む」「聞く」「書く」といった総合的な力が求められるからです。
しかし、だからこそ、正しい勉強法で努力すれば、他の受験生に大きく差をつけるチャンスでもあります。
高校受験英語の合格への鍵は、大きく分けて以下の4つです。
-
単語・熟語の盤石な基礎固め
-
文法の体系的な理解と応用力
-
長文読解の速読力と内容把握力
-
リスニングの聞き取り力と情報処理能力
これら4つの要素をバランスよく、効率的に鍛え上げることが合格への最短ルートです。
次章からは、それぞれの具体的な勉強法と対策について詳しく見ていきましょう。
盤石な基礎を築く!単語・熟語の暗記と文法理解
合格への第一歩!単語・熟語の「見える化」暗記法
「単語・熟語の暗記」と聞くと、ひたすら書いて覚える、というイメージを持つかもしれませんね。
しかし、中3の皆さんは、もっと効率的で忘れにくい暗記法を実践すべきです。
高校受験に合格するためには、出題頻度の高い単語や熟語を確実に覚えることが不可欠です。
まずは、高校受験に特化した単語帳や問題集を1冊選びましょう。
そして、以下の点を意識して勉強を進めてください。
-
毎日コツコツ、少量ずつ:まとめて一気に覚えようとすると挫折しがちです。例えば、毎日10〜20個と決めて、集中して取り組みましょう。
-
「発音」と「アクセント」も同時に覚える:目で見て覚えるだけでなく、音読しながら覚えることで、聴覚情報も加わり、記憶への定着率が格段に上がります。スマートフォンの辞書アプリや単語帳の音声CDを活用し、正しい発音で何度も繰り返しましょう。
-
「例文」で覚える!生きている単語を脳に刻む:単語単体で覚えるよりも、例文の中で覚える方が記憶に残りやすく、実際の使い方まで理解できます。例文を音読することで、自然と英文の構造や語順にも慣れていきます。
-
五感をフル活用!視覚化と耳からのインプット:単語カードを使ったり、単語と意味を紙に書き出して壁に貼ったりするのも効果的です。視覚的に常に情報が入ってくることで、無意識のうちに記憶を強化できます。また、通学中に単語帳の音声を繰り返し聞くなど、スキマ時間を有効活用しましょう。
-
アウトプットで定着させる:覚えた単語を使って簡単な英作文をしてみる、誰かにテストしてもらう、といったアウトプットの機会を積極的に作りましょう。ただインプットするだけでなく、実際に使うことで、知識が「使える」ものになります。
「英単語は書くことによって覚え、耳で聞くことによってさらに定着する」と言われています。毎日続けることで、気がつけば膨大な数の単語が頭に入っているはずです。
英語の骨格!文法を「体系的」に理解する
英語の文章は、文法という骨格の上に成り立っています。この骨格がぐらついていると、どんなに単語を覚えても、正確に意味を読み取ったり、自分の意思を表現したりすることはできません。
中3の皆さんにとって重要なのは、以下の基礎的な英文法項目です。
-
時制(現在形、過去形、未来形、現在完了形、過去完了形など):いつの出来事なのかを正確に把握する上で不可欠です。
-
助動詞(can, may, must, shouldなど):動詞に意味を付け加え、表現の幅を広げます。
-
受動態:誰が何をしたか、ではなく、何がどうされたかに焦点を当てる表現です。
-
不定詞(to V):「〜すること」「〜するために」「〜すべき」など、様々な意味を持つ重要な用法です。
-
動名詞(V-ing):「〜すること」という意味で、名詞の働きをします。
-
分詞(現在分詞 V-ing, 過去分詞 V-ed):名詞を修飾したり、補語になったりします。
-
関係代名詞(who, which, thatなど):2つの文を繋ぎ、より複雑な情報を伝えるために不可欠です。
-
比較級・最上級:物事を比較する際に使います。
これらの文法項目を、単に暗記するのではなく、「なぜこの形になるのか」「どのような状況で使われるのか」という理屈を理解することが重要です。
-
参考書で基礎を固める:まずは、中学生向けのわかりやすい英文法参考書を1冊選び、一通り読んで全体の流れを把握しましょう。
-
問題演習で実践力を養う:参考書で理解した文法知識を、問題集を使って実際に使ってみることが大切です。間違えた問題は、なぜ間違えたのか、どの文法事項が理解できていなかったのかを徹底的に分析し、納得がいくまで復習しましょう。
-
アウトプットで定着させる:英文法ドリルだけでなく、英作文に挑戦してみるのも非常に効果的です。自分の言葉で英文を組み立てることで、文法知識が「使える知識」として定着します。
文法は、一度理解すれば忘れにくいものです。焦らず、一つ一つの項目を丁寧に勉強していきましょう。
《中学生が英語を得意にする脳科学に基づいた勉強法・テクニック》
脳科学に基づいた英語の効果的な勉強法:記憶を定着させる秘訣
皆さんは、勉強したことがなかなか覚えられなかったり、すぐに忘れてしまったりする経験はありませんか?
実は、脳の仕組みを理解することで、より効率的に英語を勉強し、記憶を定着させることができます。
ここでは、脳科学に基づいた英語学習のポイントをご紹介します。
脳は「五感」と「感情」で記憶する
人間の脳は、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を使った情報や、強い感情を伴う情報をより鮮明に記憶する性質があります。英語の勉強にも、この原理を応用しましょう。
-
視覚:単語帳を見るだけでなく、単語と絵を一緒に覚えたり、色分けしてノートにまとめたりする。英文を音読する際に、目で追いながら発音する。
-
聴覚:単語の発音を何度も聞く、リスニング教材を繰り返し聞く、英文を音読する、シャドーイングやディクテーションを取り入れる。
-
発声・運動感覚:単語を声に出して発音する、英文を書き写す、英作文をするなど、手を動かすことで運動感覚を伴う記憶を促します。
-
感情:「この単語は、将来海外に行ったときに使うぞ!」「この英文が読めるようになったら、もっと洋書が読める!」といったポジティブな目標や、英語が理解できたときの達成感を味わうことで、記憶の定着が促されます。
脳は「繰り返し」と「関連付け」で強化される
一度覚えただけでは、脳はそれを「重要でない情報」と判断し、忘れようとします。記憶を長期的に定着させるためには、繰り返しの復習と、既存の知識との関連付けが非常に重要です。
-
エビングハウスの忘却曲線と復習のタイミング:人間は、覚えたことを時間とともに忘れていくことが知られています。この忘却曲線に逆らうためには、適切なタイミングでの復習が不可欠です。具体的には、覚えた直後、1日後、1週間後、1ヶ月後など、間隔を空けて繰り返し復習することで、記憶が長期記憶として定着しやすくなります。単語帳や問題集を「完璧に覚えるまで次に行かない」のではなく、「少しずつ繰り返し触れる」ことを意識しましょう。
-
アウトプットで記憶を強化する:ただインプットするだけでなく、覚えた知識を「引き出す」アウトプットの機会を増やすことが、記憶の定着には欠かせません。例えば、覚えた単語を使って短文を作る、学んだ文法を使って英作文をしてみる、リスニングした内容を要約してみるなど、能動的に知識を使うことで、脳は「この情報は重要だ」と認識し、記憶を強化します。
-
関連付けでネットワークを広げる:新しい単語や文法を学ぶ際に、すでに知っている知識と関連付けて覚えることで、記憶のネットワークが広がります。例えば、新しい単語を覚える際に、類義語や対義語、関連する例文と一緒に覚える、文法事項を学ぶ際に、他の文法事項との違いや共通点を意識するなど、既存の知識と結びつけることで、より強固な記憶が形成されます。
「睡眠」と「休憩」も最高の勉強法
勉強と聞くと、机に向かっている時間だけが勉強だと思いがちですが、実は脳は、睡眠中や休憩中にも学習を続けています。
-
睡眠中の記憶の整理と定着:睡眠は、日中に得た情報を整理し、長期記憶として定着させるために非常に重要です。特に、英語の勉強後には、質の良い睡眠を十分に取るように心がけましょう。寝る前に覚えた単語や文法が、翌朝にはしっかりと頭に入っている、という経験がある人もいるかもしれませんね。
-
適度な休憩で集中力を持続させる:長時間集中し続けるのは難しいものです。勉強の途中で適度な休憩を挟むことで、集中力を回復させ、学習効率を高めることができます。例えば、25分勉強して5分休憩する「ポモドーロ・テクニック」なども有効です。
脳科学に基づいたこれらの勉強法を取り入れることで、皆さんの英語学習はより効率的になり、高校受験合格への確実な一歩となるでしょう。
総合力を問われる!長文読解とリスニング対策
時間との勝負!長文読解の「戦略的」攻略法
高校受験の英語において、長文読解は配点が高く、合否を大きく左右する重要なパートです。
しかし、ただ闇雲に英文を読むだけでは、時間切れになったり、内容を正確に把握できなかったりします。合格を勝ち取るためには、戦略的な勉強法が必要です。
-
毎日少しずつでも英文を読む習慣をつける:新聞記事、ニュースサイト、物語など、興味のあるテーマの英文を毎日少しずつでも読む習慣をつけましょう。最初は短文から始め、徐々に長い文章に挑戦していくのがおすすめです。
-
「段落ごとの要点」を掴む練習:長文読解では、文章全体の流れを理解することが大切です。各段落で筆者が何を伝えたいのか、中心となるキーワードは何かを意識しながら読み進めましょう。慣れてきたら、各段落の冒頭や末尾に注目して、要点を素早く把握する練習をしてみましょう。
-
速読の練習を取り入れる:制限時間内に多くの英文を読むためには、速読力も必要です。タイムを測りながら英文を読み、徐々に読むスピードを上げていく練習をしましょう。ただし、速く読むことだけを目的とするのではなく、内容を正確に理解できているかどうかも同時に確認してください。
-
知らない単語は「推測」する力を養う:長文の中には、知らない単語が必ず出てきます。その都度辞書を引くのではなく、前後の文脈や、知っている単語から意味を推測する練習をしましょう。この力は、実際の試験で非常に役立ちます。もちろん、読解後に知らない単語をまとめて覚える習慣も忘れずに。
-
設問から逆算する読解法:実際の入試では、まず設問を読み、何が問われているのかを把握してから本文を読み始めるのも有効な戦略です。設問のキーワードを意識しながら本文を読むことで、効率的に必要な情報を探し出すことができます。
-
音読で「読む力」を強化する:読んだ英文を声に出して音読することで、英語を英語の語順のまま理解する力が養われます。また、発音やアクセントの確認にもなり、リスニング力の向上にも繋がります。
長文読解は、一朝一夕には身につきません。諦めずに、毎日継続して勉強することが合格への道を開きます。
英語耳を鍛える!リスニングの「多聴・精聴」トレーニング
高校受験の英語では、リスニングも重要な配点を持つ科目です。聞き取れるようになるためには、英語の音に慣れること、そして正確に聞き取る力を養うことが必要です。
-
英語の音声に「触れる機会」を増やす:まずは、英語の音声を聞くことに抵抗がなくなるように、日常的に英語の音に触れる機会を増やしましょう。教科書の付属CDはもちろんのこと、英語ニュース、英語のYouTubeチャンネル、海外ドラマや映画(日本語字幕→英語字幕→字幕なしの順で挑戦)など、様々な教材を活用しましょう。
-
「スクリプトを見ながら」聞き取り練習をする:ただ漫然と聞くだけでは効果は薄いです。まずはスクリプト(英文)を見ながら音声を聞き、何を言っているのかを文字と音で一致させる練習をしましょう。聞き取れなかった部分や、意味が分からなかった単語は、スクリプトで確認し、意味を調べて理解を深めましょう。
-
「シャドーイング」で発音とリズムを体得する:スクリプトを見ながら、音声のすぐ後を追って発音する「シャドーイング」は、リスニング力向上に非常に効果的です。英語の正しい発音、リズム、イントネーションを体得することで、自分が発音できる音は聞き取りやすくなります。
-
「ディクテーション」で聞き取りの精度を高める:聞こえてきた英語を書き取る「ディクテーション」は、聞き取りの精度を上げるための非常に有効な勉強法です。一語一句正確に書き取ろうとすることで、集中力が養われ、聞き取れていない音や聞き間違いを発見できます。
-
「音の変化」を意識する:英語の音声では、単語が連結したり(リエゾン)、音が脱落したり(リダクション)、変化したりすることがよくあります。これらの音の変化に慣れることで、より自然な英語を聞き取れるようになります。
-
実践的な問題を解く:過去問や模擬試験のリスニング問題を積極的に解きましょう。本番と同じ形式で練習することで、時間配分や解答のコツを掴むことができます。
リスニング力は、継続的なインプットとアウトプットの繰り返しによって伸びていきます。焦らず、楽しみながら取り組むことが大切です。
中3の今だからできる!高校受験「合格」を確実にする秘策
志望校の過去問研究は「宝の山」!
高校受験の合格を確実にするためには、志望校の過去問研究が欠かせません。
過去問は、その学校がどのようなレベルの英語力を求めているのか、どのような形式で出題されるのかを示す「宝の山」です。
-
出題傾向と形式を把握する:志望校の過去問を複数年分(最低でも3〜5年分)解き、長文読解の長さ、問題数、単語レベル、リスニングの形式などを徹底的に分析しましょう。
-
時間配分を意識して解く:実際の試験と同じ時間で解いてみましょう。時間が足りなかった場合は、どこに時間がかかったのか、どの部分でペースアップすべきかを具体的に把握し、今後の勉強に活かします。
-
間違いを徹底的に分析する:正解した問題よりも、間違えた問題から学ぶことが多いです。なぜ間違えたのか(単語を知らなかった、文法を理解していなかった、読み間違えた、聞き間違えたなど)を具体的に分析し、弱点を克服するための対策を立てましょう。
-
解答解説を読み込む:ただ丸付けをするだけでなく、解答解説を丁寧に読み込み、正解へのプロセスや、自分が間違えた原因を深く理解することが大切です。
過去問演習は、自分の実力を測るだけでなく、本番に備えるための最も効果的なシミュレーションです。
英語の「得意」をさらに伸ばす、苦手を「克服」する
中3の皆さんは、これまでの英語の勉強で、得意な分野と苦手な分野があるはずです。高校受験合格のためには、得意をさらに伸ばし、苦手を克服する、という両面からのアプローチが必要です。
-
得意な分野は「応用力」を強化する:例えば、文法が得意なら、少し難しい文法の問題集に挑戦したり、より複雑な構文を使った英作文に挑戦したりして、応用力を高めましょう。得意な分野だからこそ、さらなる高みを目指すことで、入試での安定した得点に繋がります。
-
苦手な分野は「基礎」に戻って徹底的に復習する:リスニングが苦手なら、まずは簡単な会話文から始め、徐々にレベルを上げていくなど、スモールステップで取り組むことが大切です。単語の暗記が苦手なら、暗記法を見直したり、毎日触れる時間を増やすなど、自分に合った方法を模索しましょう。苦手な分野は、基礎に戻って丁寧に復習することで、必ず克服できます。
-
個別指導や塾の活用も視野に:もし、一人での勉強に限界を感じたり、特定の分野でどうしても理解が深まらない場合は、塾の先生や個別指導の先生に相談するのも一つの手です。プロの視点から、個別の弱点に合わせたアドバイスや勉強法を教えてもらうことで、効率的に克服できる場合があります。
英語学習を「楽しむ」工夫を!
高校受験というプレッシャーの中で勉強するのは大変なことも多いでしょう。しかし、英語の勉強を「楽しい」と思えるような工夫を取り入れることも、継続の秘訣です。
-
洋楽を歌詞を見ながら聞く:好きな洋楽の歌詞を調べて、意味を理解しながら聞くことで、自然と単語や表現に触れることができます。
-
英語の漫画や簡単な洋書を読む:興味のあるジャンルの英語の漫画や、中学生向けの簡単な洋書を読んでみるのも良いでしょう。物語を楽しみながら、読解力を養うことができます。
-
英語の映画やドラマを字幕付きで見る:最初は日本語字幕で、慣れてきたら英語字幕で見てみましょう。ネイティブの自然な会話に触れることで、リスニング力と会話表現の幅が広がります。
英語は、世界と繋がるためのツールです。将来、皆さんがどんな道に進むにしても、英語は必ず役立つはずです。そう考えると、毎日の勉強も少し楽しくなるのではないでしょうか。
まとめ:合格への道は「継続」と「戦略」にあり!
「【英語】中3英語:高校受験合格へ!最強勉強法とテスト対策」と題して、長文でお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
高校受験の英語対策は、決して一朝一夕にできるものではありません。しかし、今回お伝えした勉強法を参考に、
-
単語・熟語の継続的な暗記
-
文法の体系的な理解と問題演習
-
長文読解の多読と速読練習
-
リスニングの多聴と精聴トレーニング
-
志望校の過去問研究と弱点克服
を毎日コツコツと積み重ねていけば、必ず実力はついてきます。
そして、苦手な分野を放置せず、得意な分野はさらに磨きをかける、という「戦略」も非常に重要です。
中3のこの時期は、成績が大きく伸びる可能性を秘めています。
焦らず、しかし着実に、自分に合ったペースで勉強を進めていきましょう。
「子育てラボ(研究室)!」では、これからも皆さんの勉強や子育てに関するお役立ち情報を発信していきます。
皆さんの高校受験合格を心から応援しています!
この情報が、皆さんの英語学習の助けとなり、高校受験の合格へと繋がることを願っています。