2026年度第1回・第2回までは、英語初心者の最初の候補は5級です。第3回以降は7級・6級が新設予定のため、低学年や英語を始めたばかりの子は7級・6級も候補になります。
受験級は学年だけでは決めません。子どもの英語経験、公式問題を解いた結果、受験予定の検定回を確認し、90日後に「受験する」「一つ下の級に変える」「今回は延期する」の3択を決めます。
5問で受験級を仮判定する
結果は「7級・6級・5級・4級・3級・今回は延期」の6パターンです。公式の合否判定ではなく、受験候補を絞るための家庭用チェックです。
結論|受験級は学年ではなく英語経験・公式問題・受験時期で決める
- 受験時期を決める:2026年度第3回以降なら7級・6級も候補に入れます。
- 公式問題を技能別に解く:リーディングとリスニングを別々に記録します。
- 90日後の3択を決める:受験、一つ下の級へ変更、今回は延期、のいずれかです。
「小学何年生なら何級」という決め方は簡単ですが、英語経験の差を反映できません。低学年でも短文を読める子がいる一方、高学年でも文字と音の一致から始める子がいます。学年は参考情報にとどめ、公式問題を解ける状態かを優先してください。
- 受ける候補級
- 直近回か延期か
- 週の学習回数
- 90日後の基準
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5問判定|7級・6級・5級・4級・3級のどれが候補?
上の診断は、受験級を確定するものではありません。候補を絞った後に、必ず公式問題・サンプル問題を確認します。特に6級・7級は新設予定のため、発表済みの問題形式や実施方法が変更される可能性があります。
| 現在の状態 | 候補 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 英語をほぼ読めない | 7級・6級または基礎学習 | 第3回以降なら新設級の公式案内を確認。第1・2回なら受験を急がない。 |
| 5級公式問題で40〜69% | 5級 | この記事の90日計画を開始する。 |
| 5級で70%以上が安定 | 5級受験または4級確認 | 5級を受けるか、4級公式問題で上位級の適性を確認する。 |
| 4級で70%以上が安定 | 4級 | 文章量・時制・比較・長文への対応を確認する。 |
| 4級相当+英文記述・会話が可能 | 3級 | Eメール返信、意見英作文、二次面接を別に準備する。 |
英検7級〜3級のレベル・試験形式・開始時期の違い
| 級 | 位置づけ・目安 | 級認定に使う技能 | 任意・別判定の試験 | 小学生の開始条件 |
|---|---|---|---|---|
| 7級 | 小学校中学年の英語学習に対応させる予定 | 現段階の公式案ではリーディング・リスニング | 詳細は公式の続報を確認 | 文字と音の学習を始めたばかり。2026年度第3回以降を検討。 |
| 6級 | 小学校高学年〜中学校入門期に対応させる予定 | 現段階の公式案ではリーディング・リスニング | 詳細は公式の続報を確認 | 基本単語は読めるが、5級公式問題はまだ難しい。 |
| 5級 | 中学初級程度 | リーディング・リスニング | 録音型スピーキングテストは別判定 | 基本単語・短文が読め、公式問題で40%以上が目安。 |
| 4級 | 中学中級程度 | リーディング・リスニング | 録音型スピーキングテストは別判定 | 5級が安定し、会話文・語順・長文に対応できる。 |
| 3級 | 中学卒業程度 | リーディング・ライティング・リスニング・二次面接 | 従来型は一次合格後に二次面接。S-CBTは4技能を1日で受験。 | 4級相当の力に加え、Eメール返信・意見英作文・面接を準備できる。 |
※6級・7級は2026年度第3回から新設予定です。問題形式や実施方法は現段階の案であり、変更される可能性があります。7級の予定検定料は1,000円、6級は1,500円です。学校・塾などの団体を通じた準会場での実施が予定されています。
公式問題の結果別|受験する・一つ下げる・延期する基準
1回だけの合計点で決めると、得意技能が苦手技能を隠します。リーディングとリスニングを分け、2回以上、時間内に再現できるかを確認してください。
| 90日後の状態 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| R・Lがそれぞれ7割前後、2回連続、本番時間内に完了 | 受験する | 技能の偏りが小さく、再現性と時間対応を確認できている。 |
| 一方の技能が7割前後、もう一方が大きく低い | 一つ下の級を検討 | 合計点だけでは本番の不安が残る。下位級の安定合格か、受験延期を比較する。 |
| 2回目で大きく下がる、時間内に終わらない、本人の拒否が強い | 今回は延期 | 延期は失敗ではなく、学習の土台と自信を守る選択。 |
5級候補者の90日学習計画
| 現在地 | 準備期間の考え方 |
|---|---|
| 5級公式問題で40〜69% | この記事の90日計画を候補にする。 |
| 基本単語は一部読めるが、5級は40%未満 | 3〜6か月を目安に基礎学習を優先する。 |
| 文字と音から始める | 2026年度第3回以降の7級・6級、または6か月以上の基礎期間を検討する。 |
- 5級公式問題を解き、R・Lを別々に記録する。
- 間違いを「単語」「文法」「音」「設問理解」「マーク」に分類する。
- 週5回の曜日、開始時刻、終了条件を決める。
- 教材は増やさず、公式問題と現在使っている1冊を中心にする。
- 使用教材の頻出語と、過去問で間違えた語を優先する。
- be動詞と一般動詞、代名詞、疑問文、疑問詞、命令文、現在進行形を確認する。
- 会話の質問と応答をセットで練習する。
- 音声は「聞く → 一文ずつ復唱 → 文字を見ながら重ねる」の順で進め、慣れてからシャドーイングを試す。
- 短文空所補充、会話文、語順問題を形式別に練習する。
- リスニング各パートを分け、聞き取れなかった原因を記録する。
- 問題番号と解答欄を指で確認し、マークずれを防ぐ。
- 1回15〜20分で終わる量に区切り、正答数より原因修正を優先する。
- RとLの低い方へ学習時間の6割を配分する。
- 同じミスを翌日、3日後、1週間後に解き直す。
- 単語不足なら過去問で間違えた語、音声不足なら復唱と音読へ戻る。
- リーディング25分+リスニング約20分の通し演習を最低2回行う。
- R・Lを別々に評価し、各7割前後を2回連続で再現できるか確認する。
- 時間内に完了できるか、マークずれがないか確認する。
- 「受験する」「一つ下の級に変える」「今回は延期する」を決める。
4級・3級で追加する対策
5級候補者向けの90日計画を、そのまま4級・3級へ流用しないでください。4級は文章量と文法範囲、3級は記述2題と二次面接が加わるため、開始条件と追加学習を別にします。
4級は文章量・時制・比較・長文対応を追加する
- 5級公式問題で各技能7割前後が安定していることを先に確認する。
- 過去形、未来表現、比較表現などを、例文と会話文で確認する。
- 掲示・案内、Eメール、説明文から必要情報を探す練習を行う。
- 語彙数を非公式の数字で管理せず、使用教材の頻出語と公式問題で間違えた語を管理する。
3級はライティング2題と約5分の面接を別に準備する
3級一次試験のライティングは、Eメールへの返信1題と、質問に対する意見英作文1題です。読む・聞く問題だけが解けても、3級準備は完了していません。
| 項目 | 公式形式の概要 | 家庭で確認すること |
|---|---|---|
| Eメール返信 | 受け取ったEメールに英文で返信する1題 | 質問への答えが抜けず、文として書けるか。 |
| 意見英作文 | 質問に対する自分の意見を英文で書く1題 | 結論と理由を、設問に沿って書けるか。 |
| 二次面接 | 約30語の音読、パッセージ1問、イラスト2問、自分自身について2問。約5分。 | 音読だけでなく、カードを見ない質問にも答えられるか。 |
3級は従来型とS-CBTのどちらを選ぶ?
| 比較項目 | S-CBT | 従来型 |
|---|---|---|
| 受験日 | 4技能を1日で受験 | 一次試験と、合格後の二次面接が別日 |
| スピーキング | ヘッドセットへの吹き込み式 | 面接委員との対面式 |
| リーディング・リスニング | PC画面とマウスを使用 | 問題冊子と解答用紙を使用 |
| ライティング | 手書き型またはタイピング型を選択 | 解答用紙へ手書き |
| 小学生が先に確認すること | 入力速度、マウス操作、録音形式への抵抗 | 紙面での時間配分、対面での受け答え |
タイピング型は、英語力だけでなく入力速度が解答時間に影響します。S-CBTを選ぶ前に、公式体験版でマウス操作、ヘッドセット、吹き込み式スピーキング、ライティング方式を確認してください。
英検を急がない方がよい3つの状態
受験を延期することは失敗ではありません。無理に受けて「英語はできない」という印象を残すより、受験できる土台を作る方が次につながります。
- 本人が強く拒否している:問題を見るだけで泣く、怒る、逃げる状態では、受験よりも英語との関係を戻します。
- 文字と音がほぼ一致していない:選択肢を読めない場合は、5級過去問の反復より、7級・6級または基礎学習を検討します。
- 学校の宿題や睡眠が崩れている:英検学習の追加で生活全体が崩れるなら、検定回を一つ後ろへずらします。
今日から始める7日間チェックリスト
最初の1週間は、教材を増やす期間ではありません。候補級、学習時間、ミスの原因を確認する期間です。
- 1日目:受験予定の検定回を確認する。
- 2日目:候補級の公式問題を準備する。
- 3日目:リーディングを本番時間に近い条件で解く。
- 4日目:リスニングを解き、R・Lを別々に記録する。
- 5日目:間違いを「単語・文法・音・設問理解・マーク」に分類する。
- 6日目:週5回の曜日、開始時刻、1回15〜20分の終了条件を決める。
- 7日目:90日後の再判定日と「受験・変更・延期」の基準を家族で確認する。
よくある質問
小学生は英検何級から受ければよいですか?
英語をほぼ読めなくても90日で5級を受けられますか?
過去問で7割なら必ず合格しますか?
5級と4級のスピーキングテストは級認定に影響しますか?
3級のライティングは何題ありますか?
3級はS-CBTと従来型のどちらがよいですか?
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記事83の役割は、受験級と受験時期を決めることまでです。英検対策以外の家庭学習、通信教育、習い事、学校での英語確認は、次の該当記事へ進んでください。
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本文で参照した公式情報
- 日本英語検定協会|英検6級・7級お知らせ一覧
- 日本英語検定協会|5級の過去問・試験内容
- 日本英語検定協会|4級の過去問・試験内容
- 日本英語検定協会|3級の過去問・試験内容
- 日本英語検定協会|英検CSEスコアでの合否判定
- 日本英語検定協会|英検S-CBT
- 日本英語検定協会|英検S-CBT体験版
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