子育てラボ(研究室)!

「子育てラボ!」は、子どもの学び、勉強、健康の「なぜ?」を解決し、親子の成長をサポートする研究室です。

【算数の点数を爆上げ!】小学生の算数を完全攻略:文章問題も家庭で克服

 

【完全版】小学生の文章問を“読めば解ける”にする!
家庭で育てる:フル実践ガイド

小学生が紙に箱3つの図を描き、保護者が「問い→箱→確かめ」をやさしく指さしで促している場面

図が先、式はあと。家庭の15分は紙と鉛筆だけで始まります。
無料テンプレ配布のご案内:「1分プランシート」「3分レスキュー台本」「誤答ノート3行」を印刷して使えます。
※配布ページは本記事末の「関連内部リンク」内の今後の追補でご案内します。

対象:小1〜小6の子ども本人+保護者/道具:紙と鉛筆だけ

合言葉:問い→箱→確かめ(確かめ=逆算・概算・単位一致)

到達像:週3×15分×90日で「図→式→確かめ」が7/10の頻度で自力完遂

信頼性(EEAT):家庭学習伴走300組超。学習指導要領と認知心理(自己説明効果など)に基づき、家庭で再現できる手順へ。学習・発達の不安は学校・教育相談・専門家へ。

0. この記事の使い方(0秒回答)

ゴール:今日から動ける。
  • 流れ:タイプ診断 → 学年別スターター → 基本5スキル → 15分ルーティン → 90日計画 → Worked Examples → 単元別攻略 → FAQ → 章末テスト
  • 迷ったら:IF-THEN3分レスキューで即復帰。
  • 記録:達成1行+ルーブリック。題材は季節で衣替え
  • 各章の先頭に一行ゴールを置き、読みながら迷いを削る。

0-1. 1分ウォームアップ(毎回同じで迷わない)

1分ウォームアップの3手順を示す図解(問い→条件3→箱3つ)

毎回同じスタートで迷いを消す。

台本:問いを声に出す条件3つを指で数える ③箱3つを10秒で描く

ミニ目標の“声枠”:子「今日のゴール=箱3つを10秒」。親が復唱→開始。

0-1-α ステップごとの「信号ストップ」フレーム(認知負荷を下げる)

学習手順の終わりに色で判断する信号カード(緑・黄・赤)

「いまの手順、信号は何色?」を合図に次の一歩へ。
  • 合図:緑=進む/黄=一呼吸/赤=3分レスキュー
  • 各手順の終わりに言う合図:「いまの手順、信号は何色?

0-2. 子ども向け“誓いのことば”

式は図のあと。単位は最後に声で確かめる。分からなければ箱3つから。

スタンプ化(習慣固定):声出しスタンプ「式は図のあと」「単位一致?」→言ってから書く。

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1. つまずきタイプ診断(3分で弱点を特定)

誤りの原因を分類するT1〜T5のタグ・アイコンセット

原因を名前で呼ぶと、直し方が見える。
ゴール:弱点を1つに絞れる。

観察4点:①問い先読み ②図化 ③単位一致 ④逆算・概算。

エラータグ:T1 問い/T2 図/T3 単位/T4 計算/T5 式選択。

Tタグ→即リカバリ

  • T1 → 問い音読 → 言い換え1文 → 下線
  • T2 → 箱3つ → 位置サイン(+/−/×/÷) → 式
  • T3 → 単位の箱 → 最後に単位一致
  • T4 → 概算 → 逆算(“桁のケガ”チェック/筆算は
  • T5 → 口で選ぶ:「1あたり・全体=1・区間」のどれ?

※朝の立ち上がりが弱い場合は、起床と学習動線の整備も効きます(→ 小学生が朝起きない本当の理由と対策)。

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2. 学年別スターター(入口を最短に)

低学年は和差×線分図、中学年は単位量×表、高学年は割合・速さ×テープ図のスターター

入口は学年で変えると最短。
ゴール:今日の焦点が10秒で決まる。

2-1 低学年(小1–2):和差×線分図

  • カード:「箱3つ→+/−→単位
  • 分割読み:1文→箱→1文→箱。
  • 最少図:□を3つでOK。
  • 位置3パターン:ならべる(+)/ひく(−)/くらべる(差)。矢印右=+/左=−

2-2 中学年(小3–4):単位量(=1あたり)×表

  • カード:「左端に1あたり→×/÷→単位
  • 口頭→表:1あたり→個数→合計を言ってから表を書く。
  • 平均への移行:合計24こ÷6人=平均4こ。矢印1あたり→合計→平均を音読。

2-3 高学年(小5–6):割合・比・速さ×テープ図/数直線

  • カード:「全体=1→場所を囲う→式→逆算
  • 位置ことば:もと=全部/比べる量=一部/割合=比の度合い
  • 比の言い分け:割合=小数/%、比=a:b、比率=割る前提。全体=1に比の目盛を重ねる。
  • 速さの区間カード:出発→○○→到着を最大3点→数直線→式。
  • 逆走練:求めたい量を宣言→公式を時=道÷速/速=道÷時に変形。

※家庭内の忘れ物・準備動線の整備は学習の再現性UPに直結(→ 小学生の忘れ物をゼロに|原因×タイプ別対策)。

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  • 3. 「読み解く力」=モデル化の5スキル

    言葉から図・式・確かめへ翻訳するモデル化の5スキルの流れ

    翻訳の筋道が通れば、初見問題も崩れない。
    ゴール:図→式→確かめの型を一文で言える。

    一文定義:状況→数量→関係→問いを図と式に翻訳し、常識と単位で確かめる力。

    • キーワード識別
      3語だけ残す整理術:台本「数(3)・もの(ガム)・関係(1あたり)3語だけ紙に残す。他は心のゴミ箱へ」。
    • 図にする(迷えば箱3つ
    • 単位と集合(最初に単位の箱/最後に単位一致
    • 言い換え辞典(音出し強化)

合計=1あたり×個数などの言い換えを親子で唱和する図

声に出すと、式の意味が残る。
    • 親「合計?」子「1あたり×個数!」/親「割合?」子「比べる量÷もと!」/親「速さ?」子「道÷時間!
    • 文フレーム集:理由「○○は□□だから」/比較「AよりBが△△ぶん大きい」/割合「全体=1のうち、□□は○○
    • EALミニ辞書:もと(base)/比べる量(part)/割合(ratio)/1あたり(per one)/合計(total)(音読は母語→日本語
    • 単位ことば整列読み:人→こ→円→%→km/h→分→km を前後に言い換え
  • 確かめの型:逆算・概算・常識・単位
    1分“概算→現実チェック”:台本「ざっくりで変じゃない?(大きすぎ/小さすぎ)

指差し誓約:式は図のあと。図のどこが+/−/×/÷か指差し→記入。

算数トーク作戦「1あたり先言い」/根拠「図のここが+」/確認「単位も合ってる」。

学習の土台は習慣化から(→ 小学生の「勉強しない」を科学で解決宿題バトル卒業!声かけ7選)。

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4. 家庭の15分ルーティン(週3)

15分の内訳(語彙→1題→要約)のタイムライン

増やさない。整える。1題で十分。
ゴール:家で続く“台本”を持つ。

0分:30秒“歌リズム”カウント(集中スイッチ)

8拍問い→条件→箱→式を指折り合図(手拍子/メトロノーム不要)。

配分

  • 1〜5分:語彙3語(コール&レスポンス)
  • 6〜12分:1題だけ(図→式→確かめ)
  • 13〜15分:1分要約(結論→理由→確かめ)+達成1行記録

開始前の仕掛け

  • アンカー習慣:ごはん→15分→おふろ」固定3連
  • エネルギー信号:みどり通常/きいろ2分スキップ/あか3分レスキュー
  • ストリークリペア:途切れ翌日は2分版だけで連続復活OK
  • 可変タイムボックス:標準15分/集中難8分/好調18分1題固定
  • 朝・移動中の口頭版:語彙→問い・条件3・箱3想像→式+単位(各30秒)

先延ばしブロック IF-THEN

  • IF スマホを触りたくなる → THEN 机から2m離す → 2分版だけ
  • IF 弟妹が話しかける → THEN 手を上げて「図だけ3分」宣言

集中が切れる根本には睡眠・生活リズムが絡むことも(→ 朝起きない本当の理由と対策)。

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5. 90日ロードマップ(測定法つき)

ゴール:進捗を言葉で可視化。
  • Phase1(1–3週):語彙・問い先読み → 即答回数
  • Phase2(4–6週):図化習慣 → 自力率
  • Phase3(7–9週):式化 → 式選択ミス頻度
  • Phase4(10–12週):ミックス → 初見1分説明

KPIの言い換え:7/10=10回中7回、図→式→確かめを自力完走

目に見えるKPIメーター

を10マス描き、自力で通せたら塗る7/10で目標達成。

自力完走7/10を示す10マスメーター

成果は“塗る”と続く。

「1週間で変わるチェック」超短縮版

月:語彙3語/火:和差/木:単位量/金:割合/土:速さ/日:ボス戦。各日1題、週末はKPIメーターを塗る。

学習の継続を後押しするメンタル面の土台作りは(→ 子どもの自己肯定感を育てるメンタルトレーニング)。

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6. IF-THEN解決リスト(読むだけで復帰)

文章題のつまずきから処方に分岐するIF-THEN図

読めば進む“線路”を用意しておく。
ゴール:迷いを即処理。
  • IF 問いが分からない → 問い音読→言い換え1文→箱3つ
  • IF 図が描けない → 登場人物・数・単位の3箱だけ
  • IF 式が立たない → 図の+/−/×/÷を指でなぞる
  • IF 単位忘れ → 単位の箱→最後に単位一致を声出し
  • IF 間違いが続く → 誤答ノート3行同型1題で即再挑戦

2分“分解→再構成”ドリル

台本:「問い→数字→単位→関係語に分ける → 箱3つで再構成」

3語→1文→図の“縮約”練習

例:「3人・ガム・1あたり」→「1人ぶんが分かれば合計が出る」→

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7. 崩れた時の3分レスキュー(保護者向け)

水を飲み深呼吸し、問いだけ読み直して箱3つまでで止める3分レスキュー

「図が描けた」だけで今日は前進。
ゴール:メルトダウンを安全に収束。
  • 1分“気持ちメモ”:🙂/😐/😣 を選び、一言「今日は図だけ」。
  • 30秒:水・深呼吸3回。
  • 60秒:親が問いだけ、子は条件3を口で。
  • 90秒:箱3つの下書き(式は書かない)。

締め:「今日はここまで。図が描けたのが進歩。」

親子の衝突を減らす声かけ整流は(→ 約束を守れないを動かす声かけと習慣化)。

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8. 学年×単元×症状マッピング

学年と単元に対する典型症状と即効手の対応表

自分の“今”の穴に最短で刺す。
ゴール:ロングテールの悩みを文章でカバー。
  • 低×和差×単位抜け:単位の箱→単位一致を声出し。
  • 中×単位量×式立たず:「1あたり」を言う→表左端→式。
  • 高×割合דもと”迷子:全体=1→もと/比べる量/割合の位置確認。
  • 高×速さ×公式暗記:区間→関係→式。音読「道=速×時」。

情緒起因のつまずきには並行してメンタル面のてこ入れを(→ “すぐ怒る/キレる”の原因と対処)。

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9. 単元別ミニ攻略(要点で効かす)

割合のテープ図と速さの数直線の基本形見本

位置を決めれば、式はあとから付いてくる。
ゴール:言葉→図→式の橋渡しを素早く。
  • 和差:差は位置で理解。
  • 集合:箱で集合、重なり=共通。
  • 単位量:表左1あたり→右合計
  • 割合・比:テープ図全体=1+比の目盛。
  • 速さ:数直線で区間配置→式。単位をそろえる。

速さの「身体数直線」

床に目印3つ。出発→○○→到着歩いて示す→机で式へ。

割合の「ピースごはん」比喩

お茶わん=全体1/おかず=比べる量。台本:「“もと”は茶わんの全部。割合はよそった量の度合い」。

片付け動線と視覚ラベルの整備は学習定着にも効く(→ “片付けられない”原因と対策)。

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10. Worked Examples(良い例/悪い例/穴あき版)

良い例(図先行)と悪い例(式先行)の並列表

式から入る癖を断つ。
ゴール:再現性のある解法を習得。

難度ラダー(自動生成ルール)同型3 → 近型2 → 変型1正解なら近型へ、停滞なら同型に戻る。

10-1 和差(★1・3分)

  • 良:問い→条件3→線分図→+/−→逆算・単位
  • 悪:数字総動員/式から入る
  • 穴あき語:□を3つ、□は+? −?(語で埋め→式)

10-2 単位量(★1→★3)

  • ★1:1人3こ×4人=12こ(表左=1あたり3)/誤り→直し:人数掛け忘れ→人数列追加
  • ★2:6人で18こ→1人=18÷6=3こ/誤り→直し:逆算忘れ→「合計→人数→1あたり」矢印
  • ★3:5人で20こ→x=20÷5=4(xも「1あたり」)

10-3 割合(★3・5分)

  • 入力:30%が24。図:全体=1、0.3が24。
  • 式:24÷0.3=80。位置質問:「もとはどこ? 1? 0.3?
  • 理由1文:「全体=1で0.3が24だから」。

10-4 速さ(★2・4分)

  • 区間出発→休憩→到着→数直線→式。
  • 短句:「道=速×時/時=道÷速」。

10-5 新規例題

  • お金×割合(★2):1,200円の25%引 → 1,200×0.75=900円(支払いは0.75)。
  • 時間×速さ(★2):2km=2,000m、2,000÷80=25分(道÷速=時間)。
  • 平均(★1):3人で24こ → 24÷3=8こ(合計÷人数)。

プチ“教室ごっこ”(説明力と自信UP)

役:先生=子/黒板=紙/クラス=ぬいぐるみ。スクリプト:「問い→図→式→確かめ→今日のコツ30秒」。

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11. 親の声かけ(NG→OK)+ヒント3枚

ゴール:過剰介入せず前進。
  • 言葉カンペ“3本柱”:指示=短い命令(「箱3つ」)/説明=平叙(「全体=1を先に囲もう」)/励まし=二人称1文(「あなた自身で図にできたね」)
  • NG「早く!」→OK「図だけ3分」/NG「なんで?」→OK「問いを1回」/NG「式は?」→OK「図のどこが+/×?
  • ヒント3枚:①問い ②箱3つ ③単位確認 → 使い切ったら終了
  • 見守り:子の斜めうしろ/鉛筆は持たない/沈黙15秒

親の声かけを科学的に整える全体像は(→ 小1〜小3が言うことを聞かない時の具体策)。

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12. 誤答ノート(エラーバンク)&自己コーチン

ゴール:失敗を資産化→次へ。

“見つけて直す”バグハンター

例題にワザと1ミス(単位ズレ/式選択/桁)を仕込み、子の台本:「バグの名前→直し方→理由1文」。

誤答ノートの書式(事実・原因・次の一手・タグ)

失敗は“資産”。テンプレで回収。

書式・運用

  • 書式:事実 → 原因 → 次の一手 + タグ(T□)
  • 再挑戦:同型3 → 近型2 → 変型1(週1回3題で点検)
  • できること探し:問い/箱/式/確かめ のどれかに丸=成功扱い

自己コーチン

  • 30秒アフタートーク今日の技/つまずき/次の一手(各10秒)
  • “もし違ったら?”再検算:答え±1 → 常識・単位・概算で変になる理由1文
  • マイ作戦リスト:箱3つ優先/1あたり先言い/全体=1先囲い/区間カード(使ったら✓)

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13. 個別配慮(読み書き・注意集中・二言語)

親子の交互読みと数量語だけ一色でマークする配慮の例

読む負荷を下げ、意味に集中する。
ゴール:どの子にも届く工夫。
  • 交互読み(読みが苦手):親が名詞、子が数字、親が関係語。三交代で一文。
  • ADHD向け“動きのスイッチ”:合図=立つ→図/座る→式5–7–3切替のたびに体勢変更。
  • 視覚優位「一色マーカー」:数量語だけ黄色。多色禁止=迷い減。
  • 読み書きが苦手:親が問い代読/条件代筆、子は数字と図。
  • 二言語(EAL):母語→日本語の順で音読(用語は3章のミニ辞書)。

家庭ルールの整備は忘れ物減にも効く(→ 忘れ物ゼロ完全ガイド)。

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14. 動機づけとごほうび(裁量・役割で自律を伸ばす)

ゴール:自分でやりたくなる。
  • 選べる3択:題材テーマ/★レベル(1–3)/解き方(図→表 or 図→数直線)を子が選ぶ。
  • ダッシュボード文:子の宣言「今日は★2、表→式で行く」。
  • 役割ローテ:兄弟・友だちで 問い/箱/単位チェック を交代。
  • ★5:題材選ぶ権/★10:家族に先生ごっこ
  • やりたくない日:合言葉→箱3つだけ で終了OK。

ぬいぐるみ相手に30秒で問い→図→式→確かめを説明する子ども

「教える」は最強の学習。

意思決定の詰まりには(→ 「優柔不断」4週間ロードマップ)。

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15. 連携メモ(学校・塾と噛み合う3行)

ゴール:支援を一本化。
  1. 到達度(L1–L4)
  2. 誤答タグ(T□)
  3. 次の一手(例:左端に1あたり)

具体テーマ:単位忘れ→単位の箱を先に/割合の“もと”→全体=1の位置合図。

先生と共有する際の親の言い換えは(→ 小学校の行事ぜんぶガイド の面談項目も参考)。

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16. FAQ(短答+章参照)

ゴール:60–90字で即解決。
  • 原因は? 図化前に式へ急ぐこと。→「3」「6」
  • 国語が弱いと? 図化で負荷を下げれば可能。→「4」「12」
  • 線分図以外は? テープ図・表・数直線。→「9」「10」
  • 15分の内訳は? 語彙→1題→要約。→「4」
  • 最短ルートは? 低:和差/中:単位量/高:割合・速さ。→「2」

行動のボトルネックが「遊び・動画」なら(→ YouTube・ゲーム時間を減らす実践策)。

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17. 章末ミニ到達テスト(全章共通)

ゴール:穴を即特定→次へ分岐。
  1. Q1:用語→定義(15字)
  2. Q2:関係→空欄1つ(箱/表/数直線)
  3. Q3:比較→単位量 or 割合を短文で

分岐:80点以上→次章/未満→語彙3→箱3つ→★1に戻る。

逆再生トレ:答え+1/−1 → 常識・単位・概算で理由1文。

テスト対策の汎用型は(→ 歴史年号の覚え方:7日完成 も参考に“言語化→型”で)。

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18. 誤解の芽を摘む・短文セット

ゴール:思い込みを防ぐ。
  • 「国語が弱いと無理」→ 図化で改善可能。
  • 「公式暗記で十分」→ 関係理解がないと応用不可。
  • 「量が多ければ伸びる」→ 同型3・近型2・変型1の設計が要。

学習を阻害する感情面の扱いも並行して(→ いじめの早期サインと即対応ガイド)。

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19. 家のものを教具化&キネステtic算数

ゴール:道具なしで回る。
  • 小石=1あたり、鉛筆2本=差、紙テープ=全体1。
  • 合図:「体で関係→紙で図→式」。床にテープの数直線、区間カードで説明→机で式。

体を使った遊びと知育の橋渡しは(→ ボードゲームの知育効果と選び方)。

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20. すぐ使う用紙テンプレ(文章版)

ゴール:記録と改善を最短に。

スタート宣言:問い→箱→確かめ。今日は“箱3つを10秒”から。

3分レスキュー:水→親が問い→子が条件3→箱3つ→今日はここまで。

1分プラン:今日の単元/今日の3手(問い→箱3→確かめ)/できた手順/次の一手

誤答ノート:事実/原因/次の一手/タグ:T□(T1〜T5)

週末ふりかえり:今週の技/迷い/次の一手/到達:L□(1–4)

低負荷ジャーナル(書けない子でも回せる)

  • 3チェック+1文:□ 図を描いた/□ 単位を言えた/□ 逆算した
  • 今日のひとこと:____。

15分の写真ログ→1行キャプション

紙をスマホで撮影→1行だけ記録:「図→式→単位OK」。

「やる気が出ない日」の扱い全般は(→ 子どもが勉強しない時の原因と対策)。

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21. 7日スプリント&30日チェック

ゴール:最初の1週間で“型”を体に入れる。
  • 1日目:語彙(1あたり/合計/差)
  • 2日目:和差★1
  • 3日目:単位量★1
  • 4日目:割合★1
  • 5日目:速さ★1
  • 6日目:誤答ノート
  • 7日目:テスト→分岐

週1“ボス戦”:★2 or ★3を1題、30秒スピーチ付き。図→式→確かめ+理由1文でクリア。

30日チェック:図→式→確かめ 自力7/10。足りなければ 同型3→近型2→変型1 を1セット。

家庭ルーティンの全体設計は(→ 成績が上がらない本当の理由と解決策)。

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22. 季節“題材チェンジ”カレンダー(在庫拡張)

季節に合わせて入れ替える題材のアイコンセット

題材は変えても、型は変えない。
ゴール:飽きずに続く。
  • 3月:卒業アルバム枚数(合計)/4月:新学期グッズ/6月:雨量と%/9月:運動会ラップ(速さ)/10月:ラップ拡張/12月:おかいもの合計
  • 家庭イベント化:スーパー/旅行/外食を問題素材に(レシート=単位・割合の宝庫)

長期休暇の学習・遊びの両立設計は(→ 室内あそび&学習40選冬休みの宿題計画表テンプレ)。

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23. 二言語・読み書き配慮・口頭だけ完全版

ゴール:どこでも学べる。
  • 口頭だけ完全版:合言葉→問い→条件3→頭で箱3→式→単位→概算→理由1文。
  • 交互言語:親(母語)⇄子(日本語)で、問い→条件→単位→式。
  • 立ち学習スイッチ:低学年は立って図、机で式。

心理的ハードルの下げ方は(→ 自己肯定感メンタルトレーニング)。

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24. まとめ(今日の一歩で十分)

  • 合言葉は 問い→箱→確かめ
  • 図が先、式はあと(指差し誓約+スタンプ)。
  • 迷ったら エラータグ→IF-THEN→3分レスキュー

今やること:紙に合言葉を書き、箱3つを10秒で描く——それで今日は合格。

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脳科学Tips(学習の通りを良くする要点)

言葉と図の二重提示で保持が高まることを示す図

言葉+図で“忘れにくい”をつくる。
  • ワーキングメモリ保護:「3語だけ残す整理術」で保持情報を3つに限定。
  • デュアルコーディング:言葉+図(箱→線分→テープ)で記憶定着を二重化。
  • 間隔反復:月/火/木/金/土の分散提示で忘却曲線に先回り。
  • 生成効果:30秒スピーチ(教室ごっこ)で“思い出して説明”を毎週実施。
  • 状態依存:アンカー習慣(ごはん→15分→おふろ)で同じ状態で再学習。

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心理学Tips(やる気と感情のマネジメント)

IF-THENカードと7/10の成功カードによる行動設計

約束はカード化、成果はマスで“見える化”。
  • 自己効力感:「できた手順に丸」を先に付ける=成功の再認識。
  • 実行意図:IF-THEN(例:IFスマホ→ THEN机から2m)を事前宣言。
  • 認知再評価:ミス=バグ。Tタグで名前を付け、修正手順で“可視化”。
  • ポジティブ強化:ごほうびは“裁量”と“役割”で(物より自律)。
  • 情動調整:信号ストップ+3分レスキューで情動の波を先に落とす。

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更新ログ

  • 2025-10-14:既存フル記事に追加アイデア(A〜O)を統合。
  • 2025-10-14 追補:「信号ストップ/3語整理/バグハンター/難度ラダー/歌リズム/教室ごっこ/文フレーム/低負荷ジャーナル/分解→再構成/KPIメーター/転用一言/交互読み/動きスイッチ/一色マーカー/身体数直線/ピースごはん/概算チェック/材料交換レシピ/気持ちメモ/ボス戦/家の数学宝探し/言葉カンペ3本柱/先延ばしIF-THEN/縮約練習/1週間チェック簡略/調停ルール/EAL辞書行/スタンプ化/写真ログ/難度ダッシュボード」を全組み込み。

次回予告:速さの「区間→関係→式」をさらに早く掴む声かけ集。

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著者プロフィール

著者プロフィール画像

Chifukurou(家庭学習コーチ/教育ブロガー)。小学生〜中学生の保護者300組以上を伴走。週3×15分の家庭ルーティン設計と「読み解く力=モデル化」の普及に注力。認知心理・脳科学・学習指導要領を踏まえた“家で再現できる手順”を発信中。連絡先:imabari621@gmail.com

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