スタディサプリ小学生の始め方|評判・料金・効果的な活用術と「向いている家庭」の条件

はじめに|スタディサプリ小学生は「安い+使い方次第」で化ける教材
「スタディサプリ小学生、コスパが良いって聞くけれど、本当に成績は上がるの?」
「塾とどっちがいい? うちの子に合うのか分からない…」
そんなモヤモヤを抱えたまま、気になってはいるけれど、一歩を踏み出せないご家庭は少なくありません。
とくに、共働きで小4のお子さんがいて、「そろそろ塾も気になるけれど、まだ早いかも…」と迷っているご家庭には、スタサプが現実的な選択肢になりやすいです。
結論からいうと、スタディサプリ小学生は「月2,000円前後でプロ講師の授業が受け放題」という、価格・機能ともに優秀な教材です。
ただし、学び方の型と家庭との相性を間違えると、「動画だけ見て続かない…」という残念な結果になりがちです。
この記事では、スタディサプリ小学生の評判・料金・特徴はもちろん、実際に効果を出すための具体的な使い方・1週間お試しプラン・4週間習慣化プラン・向いている家庭の条件まで、ひとつの記事でまるっと整理していきます。
この記事でわかること
- スタディサプリ小学生の基本情報・評判・料金・特徴が一目で分かる
- 成績アップにつながりやすい学び方の型・科目別の使い方が分かる
- メリット・デメリットから見た「向いている家庭」「向かない家庭」がチェックできる
- 今日から真似できる1週間お試しプラン&4週間習慣化プランが分かる
- よくある不安・疑問を解消するFAQ20で「モヤモヤ」をすっきり解消できる
- スタサプ単体の情報に加えて、スマイルゼミ・Z会・チャレンジタッチとの違いの“入口”も分かる
なお、「家庭学習の全体設計」や「通信教育をいつから始めるか」を先に整理しておきたい場合は、次の記事もあわせて読むと全体像がつかみやすくなります。
ひと目でわかる「スタディサプリ小学生」の基本情報

サービス概要(スペック表)
まずは、スタディサプリ小学生の全体像をざっくりつかみましょう。
| サービス名 | スタディサプリ 小学講座(ベーシックコース) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1〜6年生 ※ベーシックコース1契約で、小1〜高3相当までの授業動画をまとめて視聴可能(無学年制) |
| 小学生向け講座ラインナップ |
|
| 追加で視聴できる講座 |
※小学生でも、理解度に応じて中学・高校の授業を視聴できます(追加料金なしの見放題エリア)。 |
| コースの種類 |
※この記事では、小学生が利用する前提で「ベーシックコース」を主に解説します。 |
| 対応教科 | 国語・算数(数学)・理科・社会・英語 など(学年により構成は異なる) |
| 授業スタイル | プロ講師による動画授業+オンラインドリル・確認テスト(テキスト併用可) |
| 1本あたりの授業時間 | 約10〜15分(チャプター単位で細かく区切られており、集中しやすい長さ) |
| 学習スタイル | 無学年制(さかのぼり・先取りどちらも可) 学校の授業に合わせた復習/定期テスト対策/中学受験の基礎固めまで、使い方を柔軟に選べる |
| 対応デバイス |
※専用タブレットは不要。おうちの端末で利用できます。 |
| 利用可能なOSのイメージ |
※実際の対応バージョンは、公式サイトの「推奨環境」を必ずご確認ください。 |
| 視聴方法 |
※長時間学習や安定動作を重視するなら、画面の大きいタブレットやPCブラウザ版が使いやすいです。 |
| 推奨回線 | |
| 料金の目安 | 月額およそ2,000円前後(ベーシックコース) ※12か月一括払いにすると、月あたりの実質料金はやや割安になるプランが一般的 |
| 特徴 | 塾より圧倒的に安く、小1〜高3範囲の全学年・全教科の授業が見放題の「映像授業+ドリル」サービス |
「他社にはない決定的な特徴」3つでざっくり整理
「塾並みの授業を、自宅で・好きな時間に・安く受けられる」。これがスタサプ小学生の基本イメージです。
スタディサプリ小学生の料金と他社比較(コスパを数字で見る)

料金体系(ベーシックコース)
スタディサプリ小学生の中心となるのは、動画授業が見放題のベーシックコースです。おおまかなイメージは次のとおりです(実際の最新料金は公式サイトで必ずご確認ください)。
- 月額料金:2,000円台前半(ここでは計算のしやすさから「月額約2,200円」で試算)
- 年額プラン:12か月一括払いにすると、月あたり約1,800円前後と仮定(=月払いよりも割安)
- テキスト代:市販レベルの問題集1冊分程度の価格で購入可能(PDFでの印刷対応もあり)
「月額○円 → 年間○円 → 1日あたり約○円」という3段階で見ると、負担感がつかみやすくなります。
| プラン | 月額イメージ | 年間総額(12か月) | 1日あたりの目安 | ひと言メモ |
|---|---|---|---|---|
| 月払いベーシックコース | 約2,200円 | 約26,400円 | 約72円/日 | 思い立ったタイミングで始めやすい。 |
| 12か月一括払い | 月あたり約1,800円 | 約21,600円 | 約60円/日 | 1年続ける前提なら、年間で約4,800円おトク(月あたり約400円差)というイメージ。 |
※ここでの金額は、公式サイトの料金帯をもとにしたイメージ・試算です。実際の月額・割引額・キャンペーンは必ず公式サイトでご確認ください。
他社との料金比較表(年間費用・1教科単価つき)
小学生向けの代表的な通信教育と比較すると、スタサプのコスパの良さが数字ではっきり見えてきます。ここでは「小4で1年間利用した場合」のイメージで試算しています。
| 教材名 | 月額目安(小4) | 年間費用目安(小4・12か月) | 1教科あたりの実質単価(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| スタディサプリ小学生 | 約2,200円 | 約26,400円 | 約440円/教科(5教科換算) | 全学年・全教科見放題/無学年・動画授業 |
| スマイルゼミ小学生コース | 約5,000円 | 約60,000円 | 約1,000円/教科(5教科換算) | 専用タブレット/オールインワン型 |
| Z会小学生コース | 約10,000円 | 約120,000円 | 約2,000円/教科(5教科セット換算) | 紙+タブレット/思考力重視のハイレベル |
| チャレンジタッチ | 約4,000円 | 約48,000円 | 約1,000円/教科(4教科換算) | 付録・ゲーム性が高く、続けやすい |
| 一般的な学習塾 | 1教科:月約9,000円 | 1教科:年間約108,000円 | 約108,000円/教科 | 通塾が必要/対面指導(週1回・小4想定) |
※月額・年間費用は、各社の料金帯から小4標準プランをイメージした概算です。
※「1教科あたり単価」は、カバーしている主要教科数(国算理社英など)で単純割りした目安です。
コスパ評価:塾1教科分の料金で「全教科+全学年」
こうして見ると、スタサプは「塾1教科分の料金以下で、全教科・全学年の授業が見放題」という、かなり攻めた料金設定になっています。特に、
- 理科・社会を「動画でイメージしながら」学びたい
- 算数のつまずきをさかのぼってやり直したい
- 中学生内容を先取りしておきたい高学年
こういったニーズがあるご家庭にとって、スタサプのコスパは非常に魅力的です。
具体的な費用シミュレーション(小4想定)

さらにイメージしやすいように、「小4の1年間」で3パターンの費用シミュレーションをしてみます(すべておおよその金額です)。
パターンA:小4・塾(算数・国語)に通った場合
- 学習塾(算数):月約9,000円 → 年間約108,000円
- 学習塾(国語):月約9,000円 → 年間約108,000円
- 合計:年間約216,000円(1日あたり約590円)
「塾2教科だけ」でこのくらいの負担感になります。もちろん、地域や塾の種類によってはこれ以上になることもあります。
パターンB:小4・塾なし+スタサプ+市販ドリルで回す場合
- スタディサプリ(12か月一括払い・小中高見放題):年間約21,600円(1日あたり約60円)
- 市販ドリル・問題集:年間約10,000円(計5〜6冊分を想定)
- 合計:年間約31,600円(1日あたり約85〜90円)
塾2教科に比べると、年間で約18万円以上差がつくイメージです。その分を、習い事や家族のレジャー費に回すこともできます。
パターンC:小4・塾1教科+スタサプで「塾の補助」として使う場合
- 学習塾(算数1教科):年間約108,000円
- スタディサプリ(月払い・ベーシック):年間約26,400円
- 合計:年間約134,400円(1日あたり約360円)
このパターンでは、
- 算数は塾でしっかり対面指導
- 国語・理科・社会・英語はスタサプで動画+ドリル
という役割分担がしやすくなります。「全部塾」にするより負担を抑えつつ、5教科の土台は広くカバーできるバランス型のイメージです。
「4社のうち、わが家はどれを軸にすべき?」と迷う場合は、スタディサプリだけでなく他3社との比較をまとめたハブ記事も参考になります。
スタディサプリ小学生の特徴|無学年学習・動画授業・対応範囲

無学年学習&さかのぼり・先取り
スタサプの最大の特徴は、「無学年学習」です。今の学年に関係なく、必要に応じて過去学年の単元にさかのぼったり、先の学年を先取りしたりできます。
- 小5だけれど、小3の分数でつまずいている → 小3「分数の基礎」講座に戻る
- 算数が得意で、もっと先の内容をやりたい → 中学生の数学講座を先取り
- 英語に早く触れさせたい → 小6で「中1の英語基礎」を軽く視聴して雰囲気をつかむ
無学年学習の具体シナリオ例
▶ 例1:小5・算数の分数が苦手なケース
- テストで分数の計算が伸び悩む(40〜50点台)
- → 小3「分数の基本」、小4「通分・約分」、小5「加減・倍の量」まで動画でさかのぼり
- → 毎日10〜15分+確認クイズで理解を固める
- → 2〜3週間で学校の単元テストが20点前後UP
▶ 例2:小6・英語を中学前に少し先取りしたいケース
- 英語に不安があるが、塾に行く時間はない
- → 小学生向け英語+中1前半の「be動詞・一般動詞」だけ先取り視聴
- → 中学入学後の授業内容にスムーズに入れる
- → 「英語だけ置いて行かれる」リスクを大幅に軽減
学校のカリキュラムに縛られず、「今必要なところ」から学び直せるのがスタサプの圧倒的な強みです。
授業スタイル:基礎〜応用まで動画でインプット
授業は、塾講師経験のある先生たちによる板書スタイルの動画授業が中心。テンポよく進むので、子どもたちからも「分かりやすい」「説明がうまい」という声が多いです。
- 基礎講座:学校の教科書レベルをしっかり理解できる構成
- 応用講座:中学受験にもつながる少し難しめの内容も扱う(算数・国語など)
スタサプの動画授業が“刺さりやすい”理由
- ホワイトボード中心の板書:手書きで流れが追いやすい
- 図・アニメーション:文章だけでは理解しづらい単元も視覚的に理解できる
- 短いチャプター構成:10〜15分に区切られており、集中力が持ちやすい
- 講師ごとの個性:テンポ早めの先生、ゆっくり丁寧タイプの先生など、子どもが「合う先生」を見つけやすい
学年帯ごとのおすすめ活用像
▶ 小1〜2:まずは「学習アプリに慣れる」時期
- 短め動画(5〜10分)で国語・算数の基礎を習慣づける
- 操作がシンプルなので「タップするだけ」で進めやすい
- 週2〜3回・1回10分程度が現実的なペース
- 親が最初の数日は隣でサポートするのが前提
▶ 小3〜4:予習・復習+理社のインプット期
- 国語・算数は「学校の授業の理解度を上げる」用途で活用
- 理科・社会は動画学習と相性が良く、1単元10分で流れがつかみやすい
- テスト前に「単元まとめ動画」だけでも効果的
▶ 小5〜6:総復習+中学準備として最も使いやすい時期
- 算数のつまずき単元は、小3〜4の動画までさかのぼって補強
- 理社は定期テストや実力テストの直前に総復習がしやすい
- 英語・数学は「中1の前半だけ先取り」することで入学後の負担を軽減
- 高校範囲の動画も見放題なので、得意科目はどこまでも伸ばせる
低学年でも使いやすい工夫
最近は、低学年向けに動画時間が短めに調整されていたり、タップ操作がシンプルになっていたりと、「短時間でも学びのスイッチを入れやすい」作りになっています。
ただし、最初の数日は親のサポートがほぼ必須と考えておきましょう。
スタディサプリ小学生の良い口コミ・評判

学年×目的で見るポジティブな口コミ
インターネット上の口コミや体験談を、学年帯×目的で整理すると、次のような傾向が見えてきます(あくまで一例であり、効果を保証するものではありません)。
低学年(小1〜2):まずは「学習アプリに慣れる」段階の口コミ
- ゲーム感覚で意外と見てくれる:「YouTubeを見る感覚でスタサプを流していたら、気づいたらひらがなの書き順を覚えていた」など、“勉強っぽさ”が薄いほうがうまくいったという声。
- 親が解説しなくて済む:「算数の文章題をどう説明したらいいか悩んでいたけれど、先生の動画で先にざっくり理解してくれるので、親は丸つけと声かけに集中できるようになった」という保護者の声。
- 短時間で終わるから続きやすい:「1本10分だから、『1本だけ見よう』と言いやすく、結果的に週2〜3回は触れている」という、“ハードルの低さ”を評価する声。
▶ 具体エピソード(低学年)
小2・算数が苦手なお子さんのケースでは、
- 週3回・1回10分のスタサプ+市販ドリル1ページを3か月続けた結果、
- 算数の小テストが60点前後 → 80点前後まで安定してきたという体験談も見られます。
もちろん個人差はありますが、「短時間×動画」で、最低限の基礎を固めやすいという実感が共有されています。
中学年(小3〜4):理社+テスト前総復習に関する口コミ
- 理科・社会のテスト前にちょうどいい:「テスト前の週末に、該当単元の動画をまとめて見たら、暗記だけのときより頭に残りやすくなった」という声が多数。
- 「理社に強い」実感:「図やアニメーションで流れをつかんでからワークを解くと、用語も覚えやすい」といった、“暗記科目をイメージで理解できる”という評価が目立ちます。
- 予習としても使いやすい:「授業より少し先の内容をスタサプで見ておくと、学校の授業で手が止まらない」といった予習ツールとしての活用例も多いです。
▶ 具体エピソード(中学年)
小4・理科が苦手だったお子さんの例では、
- テスト2週間前から、単元ごとのスタサプ動画+学校ワークをセットで進めたところ、
- 理科の単元テストが50点台 → 80点台にアップし、「理科だけは嫌いではなくなった」という感想が出たという声もあります。
また、通知表の理科・社会の評価が「3 → 4」になったという口コミも複数見られ、「テスト対策+イメージ理解」の両面で評価されています。
高学年(小5〜6):中学準備・塾補助としての口コミ
- 中学内容の先取りで安心:「小6のうちに中1英語の『be動詞・一般動詞』だけ先にスタサプで見ておいたら、中学の1学期テストでつまずかなかった」という安心感の声。
- 塾の苦手単元の補強に役立つ:「塾で分からなかったところを、家でスタサプの動画を見直してから再度テキストを解くと、やっと腑に落ちた」という“ダブル解説”としての活用例。
- 通知表や実力テストの底上げ:「算数と理科はずっと『3』だったけれど、半年スタサプを続けたら通知表が『3→4』に上がった」というエピソードもあります。
▶ 具体エピソード(高学年)
小6・算数が苦手で中学が不安だったお子さんのケースでは、
- 小5〜6の苦手単元をスタサプでさかのぼり学習+中1数学の「正負の数」「文字式」に軽く先取りで触れたところ、
- 小6・2学期の算数テストが60点 → 80点前後にアップし、「中学の数学もなんとかなるかも」と本人の不安が和らいだ、という声が紹介されています。
“コスパ実感”に関する口コミ
保護者の口コミで特に多いのが、「塾と比べたときのコスパの良さ」に関する声です。
- 塾から切り替えて年間コストダウン:「小4で個別塾2教科をやめて、スタサプ+市販ドリルに切り替えたら、年間で約15〜20万円ほど学習費が減った。それでもテストの点はキープできている」という体験談。
- 兄弟姉妹で共有できる:「上の子は中学講座、下の子は小学生講座を使っていて、1アカウントで2人分の塾代を1/3程度に抑えられている感覚」という、“きょうだい利用”ならではのコスパ実感。
- 時間コスパも高い:「通塾の送迎がなくなり、往復の時間をそのまま家族の時間に回せる。金銭面だけでなく、時間の余裕が増えたという声も多いです。」
こうした口コミを総合すると、スタディサプリ小学生は、
- 低学年では「ゲーム感覚で学習アプリに慣れる」
- 中学年では「理社+テスト前の総復習ツール」
- 高学年では「中学準備+塾の補助としての動画解説」
として評価されており、学年と目的によって“役割”を変えながらコスパの良さを実感している家庭が多いと言えます(あくまで個々の体験談にもとづく印象です)。
気になる口コミ・デメリット

デメリット1:学習習慣がないと続かない
最も多いのは、「最初の1週間はやるけれど、その後だんだん見なくなってしまう」という声です。スタサプは、塾のような宿題チェックや出欠管理がない“強制力がほとんどない教材”なので、
- 毎日決まった時間に起動する習慣づけがない
- 親の声かけ・見守りがほとんどない
といった環境だと、「後回し→やらない」が続きやすくなります。
すぐできる対策の例
- 時間固定ルールを決める:「夕食前に1本だけ」「お風呂前に1本だけ」など、時間とセットで決める。
- カレンダーに“スタサプマーク”をつける:やった日はシールや〇印を付けるだけでも達成感が出る。
- 親子で“最初の3日間”は一緒に見る:最初の数日は親が隣で一緒に視聴し、ペースを作ってから少しずつ手を離す。
このデメリットが出やすい家庭の例:
- 共働きで、平日は「完全放置」に近くなりがちな家庭
- もともと家庭学習の習慣がほとんどない家庭
- “やるタイミング”を決めずに、思いつきでスタサプを始めてしまったケース
デメリット2:記述・作文・思考力は別途フォローが必要
スタサプは動画授業+オンラインドリル中心のため、
- 自分の言葉で長い文章を書く
- 途中式や考え方をじっくり説明する
といった、記述・作文・思考力系の力は、そのままでは十分に鍛えづらいという口コミもあります。
すぐできる対策の例
- 国語は「書かせる教材」を1つ決める:スタサプで内容理解 → 市販の記述ドリルや学校ワークで「書く」練習をセットにする。
- 算数は「途中式を書かせる」家庭ルール:スタサプ視聴後の演習では、答えだけでなく「式・考え方もノートに書く」を徹底する。
- 週1回だけ“まとめノート”の日を作る:その週に習ったことを、子ども自身の言葉で1ページにまとめてもらう。
このデメリットが出やすい家庭の例:
- 「スタサプだけで全部完結させたい」と考えがちな家庭
- 作文・記述がもともに苦手なのに、紙の教材をほとんど使っていない家庭
- テストの「記述問題」で毎回点を落としているのに、対策が後回しになっているケース
デメリット3:演習量が足りなくなりがち
スタサプだけでも一定の問題量はこなせますが、「とにかく手を動かして量をこなしたい」というタイプの子には、演習量がやや物足りないという口コミもあります。
すぐできる対策の例
- “スタサプ連動用ドリル”を1冊決める:教科書準拠ドリルなどを1冊用意し、「動画1本→ドリル1ページ」をセットにする。
- 学校ワークを「仕上げ用」として活用:スタサプで単元を理解してから、学校ワークで問題を一気に解く使い方にする。
- テスト前だけは量を増やす:通常週3日のところ、テスト前1週間だけ「毎日スタサプ+ワーク2ページ」など、短期集中パターンを決めておく。
このデメリットが出やすい家庭の例:
- 中学受験を視野に入れており、「とにかく演習量をこなしたい」家庭
- コツコツ型で、たくさん問題を解いたほうが安心するお子さん
- 学校ワークを「提出のために最低限やるだけ」にしているケース
デメリット4:タブレット時間が増えすぎるリスク
スタサプ自体は学習アプリですが、どうしても「タブレット=ゲーム・動画」のイメージが強く、
- 学習後にそのままゲームアプリに移動してしまう
- 気づいたらYouTubeばかり見ている
といった形で、スクリーンタイムが増えすぎてしまうリスクがあります。
すぐできる対策の例
- 「スタサプ用の時間」と「ゲームの時間」を分ける:例えば「スタサプ10分やったら、ゲームは15分まで」など、セットでルール化。
- スタサプ専用端末に近づける:可能であれば、学習用タブレットはゲームアプリや動画アプリを最小限にする。
- 使用時間を見える化:スクリーンタイム機能やアプリで、1日の使用時間を親子で一緒に確認する習慣を作る。
このデメリットが出やすい家庭の例:
こうしたデメリットは、「スタサプが悪い」というよりも、家庭でのルール設計や使い方次第で大きく変わる部分です。この章で紹介した“すぐできる対策”を入り口にしつつ、次の章以降で扱う「学び方の型」「家庭のルール作り」を組み合わせると、スタサプの弱点をかなりカバーしやすくなります。
メリット・デメリットから分かる「向いている家庭」「向かない家庭」

スタディサプリ小学生が「向いている家庭」の条件
- 動画で学ぶことに抵抗が少なく、「映像授業の方が分かりやすい」と感じるタイプ
- 平日10〜20分程度なら、学習に充てる時間を確保できる
- 理科・社会の理解や、算数のさかのぼり学習など、「教科書+α」の学習をしたい
- 塾費用をできるだけ抑えたい、または塾に通わせる前の「お試し」として使いたい
- 親が毎日つきっきりでなくても、週に1〜2回のチェックや声かけならできる
スタディサプリ小学生が「向かない家庭」の傾向
- 付録・ごほうび・ゲーム性で学習意欲を引き出したい(チャレンジタッチなどが向く)
- 「完全にAIや教材に丸投げしたい」、親は一切関われない(どの通信教育でも継続は難しめ)
- 最難関中学受験をスタサプ1本で完結させたい(専門塾や専用教材との併用が現実的)
- 紙の教材中心で、「画面学習は極力避けたい」という方針が強い
簡易診断チェックリスト(はい/いいえ)
次の質問に、「はい」「いいえ」で答えてみてください。
- お子さんは、動画や映像授業を見ることに前向きそうだ(YouTube学習動画なども抵抗がない)。
- 平日に10〜20分程度なら、スタサプ用の学習時間を確保できる。
- 理科・社会や算数の「分からない単元」を、動画でさかのぼってやり直したいと思っている。
- 親は毎日つきっきりではなくても、週1〜2回の学習チェックや声かけならできそうだ。
- 塾や他の通信教育に比べて、学習費用をできるだけ抑えたいという気持ちがある。
- タブレットやPCは家にあり、学習用としてある程度ルール管理できそうだ。
- 最難関中学受験というより、まずは学校内容+中学準備をしっかり固めたい。
診断結果の目安
- 「はい」が3つ以上:スタサプ小学生との相性はかなり良いと考えてOKです。学び方の型やルール作りを整えれば、コスパ良く活用しやすいタイプです。
- 「はい」が1〜2個:工夫次第で十分活用できます。最初の1〜2か月は「時間を決める」「親が横で見る日を作る」など、スタート期の伴走を意識すると◎。
- 「はい」が0個:いきなりスタサプ一本よりも、他社教材の検討や、家庭学習の土台づくりから始めた方が安心です。紙中心や付録つき教材の方が続きやすい可能性もあります。
「向かないかも…」と思った家庭へのフォロー
チェックの結果、「今のわが家にはちょっと合わないかも」と感じた場合でも、別の選択肢があります。
- 付録・ごほうび・ゲーム性で引っ張りたい:
→ アニメ・ゲーム要素やキャラクターで学習意欲を上げたいなら、チャレンジタッチのような「付録&ごほうび」重視の教材が候補になります。 - オールインワンでタブレット完結がいい:
→ 専用タブレット1台で「問題・採点・管理」をまとめて済ませたいなら、スマイルゼミのようなオールインワン型が向きやすいです。 - 思考力・記述力を紙中心で鍛えたい:
→ 記述・作文・深い思考力を重視し、紙のテキスト中心でじっくり取り組ませたいなら、Z会小学生コースが相性の良い選択肢になります。
「うちにはどの教材が合いそう?」と感じたら、4社それぞれの特徴や料金をまとめて比較したハブ記事も参考になります。
スタディサプリ小学生の効果を最大化する「学び方の型」

基本の5ステップ(動画→演習→紙→ふり返り)
スタサプは「好きなタイミングで好きな講座を選べる」のが魅力ですが、自由度が高い分だけ、「学び方の型」がないと続きにくくなります。まずは、次の5ステップを基本形としておすすめします。
- 動画授業を1本見る(1.2〜1.5倍速でもOK)
- ノートにポイントを3行だけメモする
- スタサプのドリルを3〜5問解く
- 市販ドリル or 学校のワークから1問だけ紙で解く
- 「今日できたこと」を1行でメモする
1回あたり20分もかからないシンプルな流れですが、「動画だけで終わらない」「少しは手を動かす」「自分の言葉でふり返る」という3つのポイントを押さえています。
学年別テンプレ時間割(スタサプ+宿題+紙ドリル)
上の5ステップをベースに、学年別に「テンプレ時間割」としてまとめると、次のようなイメージになります。
▶ 低学年(小1〜2)のテンプレ時間割
- ① 学校の宿題:約10分(音読・計算プリントなど)
- ② スタサプ:5〜10分(動画5分+ドリル2問程度)
- ③ 紙ドリル:余裕があれば1ページだけ(計算 or ことばのドリル)
合計目安:15〜20分以内。最初の3日は必ず親が横に座り、一緒に「再生ボタンを押す」「問題を選ぶ」ところまで付き合うと、スムーズに習慣化しやすくなります。
▶ 中学年(小3〜4)のテンプレ時間割
- ① 学校の宿題:約20分(漢字・計算・ワークなど)
- ② スタサプ:10〜15分(動画10分+ドリル3〜5問)
- ③ 紙ドリル:5分(計算or文章題を1〜2ページ)
合計目安:30分以内。「宿題が終わったらスタサプ1本」など、“宿題+スタサプ”のセットとして習慣化するのがおすすめです。
▶ 高学年(小5〜6)のテンプレ時間割
- ① 週の始め(月曜など)に単元を3つ決める:算数2単元+理科1単元など。
- ② 平日は毎日10〜15分:
- その日の単元の動画10分視聴
- ドリル3〜5問+ノートにポイント3行メモ
- ③ 週末に紙ドリル・ワークで総仕上げ:決めておいた単元をワーク2〜3ページ解く。
平日1日あたり:10〜15分+宿題。テスト前の1週間だけ、スタサプの動画を1日2本に増やすなど、短期集中でギアを上げる使い方も◎です。
「スタサプ+宿題+紙ドリル」の役割分担
3つをごちゃ混ぜに考えず、それぞれの役割をハッキリ分けると、保護者も子どもも動きやすくなります。
- スタサプ:理解・イメージ化
- 難しい単元の「入口」として、まず全体の流れをつかむ。
- 図解・アニメーションで、理科・社会や図形のイメージをつくる。
- 学校の宿題:基本問題の定着
- 教科書レベルの基礎問題を繰り返し解く。
- 授業で習った内容を忘れないように“ならす”役割。
- 市販ドリル・ワーク:応用問題・演習量の確保
- 文章題・応用・記述など、少し負荷の高い問題にチャレンジ。
- テスト前の「量をこなす」役として使う。
イメージとしては、「スタサプで理解 → 宿題で基礎固め → ドリルで仕上げ」という流れを、学年に合わせた時間配分で回していく形です。
“やりすぎパターン”と“ちょうどいいパターン”の線引き
スタサプを始めると、つい「あれもこれも」と詰め込みたくなりますが、オーバーワークは三日坊主のもとです。おおまかな目安は次の通りです。
やりすぎパターンの目安
- 平日の家庭学習(宿題+スタサプ+ドリル)が毎日60分を超えている。
- 「スタサプをやるために睡眠時間や自由時間を削っている」状態になっている。
- 子どもが明らかに疲れていて、「スタサプ=しんどいもの」という印象になっている。
ちょうどいいパターンの目安
- 平日の家庭学習(宿題+スタサプ+ドリル)で、合計30分前後に収まっている。
- スタサプは「1日1講座」「週3〜4回」からスタートし、慣れてきたら増やす。
- 「今日はここまで」と区切れるラインが決まっていて、子どもも納得して終われる。
特にスタートの1か月は、「まずはトータル30分以内」「スタサプは1日1講座」を目安にしておくと、無理なく続けやすくなります。
学習の型づくりを、家庭学習全体の視点から整理したいときは、次の記事も役立ちます。
科目別・目的別の効果的な使い方

「科目 × 目的」で見るスタサプ活用マトリクス
スタサプ小学生は、科目ごと・目的ごとに役割を分けて使うと効果的です。ざっくり整理すると、次のようなイメージになります。
| 科目 | 目的 | スタサプの役割 | 紙(宿題・ドリル)の役割 |
|---|---|---|---|
| 算数 × テスト対策 | 直近テストで点数を上げる | 単元の流れ・考え方を動画で一気にインプット | 学校ワーク・ドリルで演習量を確保し、ケアレスミスを減らす |
| 算数 × さかのぼり | つまずき単元の穴埋め | 「どこが分からないか」を特定し、該当学年の単元動画で理解 | 計算ドリル・文章題で「手を動かす」練習を積む |
| 国語 × 読解力UP | 長文読解のパターンを身につける | 設問の読み方・本文の読み方を動画で学ぶ | ワークの長文問題で、習った読み方を実際に使ってみる |
| 理社 × テスト総復習 | 単元テスト・実力テスト前の仕上げ | 図・実験映像で「流れ」「イメージ」を再確認 | 教科書・ワークで用語暗記と確認テスト |
| 英語 × 中学準備 | 中1のスタートダッシュ | アルファベット・基本文型・聞き取りを動画+音声でインプット | 書く練習(ノート・英語ドリル)で綴りを定着させる |
算数:テスト対策 & つまずき単元のさかのぼり
算数 × テスト対策:直近の点数UPに絞る使い方
- 直近のテスト・学校ワークを見て、間違いが多かった単元(例:わり算・分数・割合など)に印をつける。
- スタサプの講座一覧から、その単元に対応する動画をピックアップ。
- テスト前2週間は、1日1本ずつ動画+ドリル3〜5問を目安に進める。
- 最後は学校ワーク・市販の問題集で、テスト形式の問題を解いて仕上げ。
算数 × さかのぼり:どこから崩れているかを特定して戻る
- 直近のテスト・ワークで、「どの単元から点が落ちているか」を保護者が一緒にチェック。
- 例:小5で分数の計算が苦手 → 小3「分数の基礎」→ 小4「通分・約分」→ 小5「加減」まで動画をさかのぼる。
- 各単元で、動画1本+ドリル3〜5問をセットでこなす。
- 締めとして、紙の計算問題や文章題を1〜2問だけ解き、「できるようになった感」を積み重ねる。
国語:読み方・考え方を動画で押さえ、紙でアウトプット
国語は、「文章の読み方・考え方」をスタサプでインプットし、実際の長文は紙でアウトプットするのが効果的です。
- 動画で「設問を先に読む」「接続詞に注目する」「指示語は何を指すか線で結ぶ」などのコツを学ぶ。
- そのあと、学校のワークや市販問題集の長文で、動画で習ったコツを意識して解いてみる。
- 解き終わったら、「なぜその選択肢を選んだか」を親子で1行ずつ確認すると、思考力もつきやすい。
理科・社会:イメージで覚えてから、テキストで定着
理科・社会は、スタサプの図・実験映像・アニメーションが非常に強力です。
- まずスタサプの動画で、単元の流れや実験・地理・歴史の「イメージ」をつかむ。
- そのあと、学校の教科書・ワークで同じ範囲を読み直し、用語・キーワードを確認。
- テスト前には再度スタサプで総復習し、最後にワークの問題で締める。
「用語を暗記する前に、動画でストーリーを頭に入れる」ことで、暗記だけの勉強よりも定着しやすくなります。
英語:中学準備としての活用
英語は、中1のスタートダッシュを意識して、「前半部分だけ軽く先取り」する使い方が現実的です。
- 小6のうちに、アルファベット・簡単なあいさつ・be動詞・一般動詞などの基礎だけ動画で視聴。
- ノートに英単語を数個ずつ書き写し、発音をまねして読む。
- 中学入学後、「最初からつまずく」リスクを下げるための“予行演習”として使うイメージ。
算数テスト前「2週間モデル」の例
「スタサプで単元解説 → 学校ワークorドリルで演習 → 難しかった単元だけスタサプ再視聴」という流れを、算数テスト前2週間で回す例です。
Week1:単元の全体像をつかむ週
- Day1〜3:テスト範囲の前半(例:わり算の筆算)のスタサプ動画を1日1本視聴+ドリル3〜5問。
- Day4〜5:テスト範囲の後半(例:分数の計算)の動画を1日1本視聴+ドリル3〜5問。
- Day6〜7:1週間で学んだ内容を、学校ワークや市販ドリルでまとめて演習(各単元2〜3ページ)。
Week2:苦手単元の絞り込み&再視聴の週
- Day8〜10:Week1の演習で間違いの多かった単元だけをピックアップし、その単元の動画を再視聴+ドリル。
- Day11〜12:テスト形式の問題(学校ワークの確認テストなど)を解き、ケアレスミスをチェック。
- Day13〜14:前日に間違えた問題だけをやり直し、「どこでミスしたか」を1行でメモしてテスト本番に備える。
この2週間モデルは、「スタサプ=理解」「ワーク=演習と確認」の役割分担を意識しながら、無理なく回せる一例です。
中学受験サブ利用の「現実的ライン」
本格的な中学受験、とくに難関校・最難関校を目指す場合、スタサプだけで完結させるのは現実的ではありません。あくまで、
- 算数の基礎〜標準レベルの理解を固める
- 理科・社会のイメージ補強(実験・地理・歴史の流れ)をする
といったサブ教材としての役割が現実的なラインです。
中学受験での具体的な使い方の一例
- 塾のテキストで分かりにくかった単元を、スタサプ動画で予習・復習する。
- 理科:実験・電流・天体など、イメージしづらい単元を動画で視覚的に理解してから塾テキストに戻る。
- 社会:地理の地形・歴史の流れなどを、動画で一度ざっくり頭に入れてから、塾の暗記・演習に進む。
一方で、
- 難関校向けの特殊算・図形問題の徹底演習
- 志望校別対策・過去問演習・答案の添削
といった領域は、やはり塾テキスト+過去問+専門的な指導が中心になります。「スタサプ=理解の土台づくり」「塾=合格点までの仕上げ」という役割分担を意識するのが安心です。
家庭タイプ別の活用パターン(塾あり・塾なし・共働き)

塾なし家庭:学校+スタサプで「基礎〜応用」をカバー
塾に通わせず、家庭学習とスタサプで学習を完結させたい場合は、次のようなイメージがおすすめです。
- 平日:宿題+スタサプ10〜15分(算数 or 理社中心)
- 週末:市販ドリルやワークを使って、スタサプで学んだ範囲を紙でアウトプット
塾なし家庭の「1日のタイムテーブル例」
平日・放課後の典型的な流れの一例です。
- 16:30〜17:00:帰宅・休憩・おやつタイム
- 17:00〜17:20:学校の宿題(音読・漢字・計算など)
- 17:20〜17:35:スタサプ10〜15分
- 算数または理社の動画1本視聴
- ドリル3〜5問+ノートに3行メモ
- 17:35〜17:45:市販ドリル1ページ(計算 or 文章題)
- 17:45〜:自由時間
1日トータル:30分前後に収めると、無理なく続けやすくなります。
塾なし家庭におけるスタサプの「位置づけ」
- メイン教材(理解の柱):算数・理科・社会の「分かる」をつくる役。
- 宿題:学校内容の基礎をキープする役。
- 市販ドリル:演習量・応用力をつける「仕上げ」の役。
イメージとしては、「スタサプで理解 → 宿題で維持 → ドリルで仕上げ」を、塾の代わりに家庭内で回す形です。
塾あり家庭:塾の「分からない」をスタサプで埋める
塾と併用する場合、スタサプを「復習専用ツール」として使うと負担が増えにくくなります。
- 塾で分からなかった単元をメモしておき、スタサプで同じ単元の動画を視聴
- 塾の宿題で間違えた問題だけ、スタサプの該当講座で復習
塾あり家庭の「1日のタイムテーブル例」
塾のない日だけスタサプを使うパターンです(塾の日は無理に追加しない)。
- 平日・塾のある日:
- 宿題(学校+塾)のみ。スタサプは原則お休み。
- 平日・塾のない日:
- 18:00〜18:20:学校の宿題
- 18:20〜18:35:スタサプ15分(塾テキストで分からなかった単元の動画+ドリル)
- 週末:
- スタサプで「塾の苦手単元」を1〜2本復習
- 塾テキストの該当問題を解き直し
塾あり家庭におけるスタサプの「位置づけ」
- 塾:メイン教材/合格ラインまで引き上げる役
- スタサプ:サブ教材(穴埋め&再説明)…塾で理解しきれなかった部分を動画で補う。
- 学校の宿題&塾の宿題:定着と演習量を確保する場。
「スタサプを増やす」のではなく、「塾で分からなかったところだけをピンポイントでスタサプに振る」イメージにすると、総学習時間が膨らみすぎずに済みます。
共働き家庭:親の手間を最小限にして続けるコツ
共働き家庭では、「親が横で見守る時間」を確保するのが難しいことが多いです。その場合は、
- 平日のうち1〜2日だけ、夜に10分の「ふり返りタイム」を設ける
- 子どもには「今日見た講座のタイトル」「できるようになったこと」を1行メモしてもらう
といった形で、親の関わりを「毎日」ではなく「週1〜2回」に圧縮しつつ、学習状況を把握していくのがおすすめです。
共働き家庭の「1日のタイムテーブル例」3パターン
パターンA:朝型(出発前10〜15分)
- 6:45〜7:00:朝食・身支度
- 7:00〜7:10:スタサプ10分(動画1本だけ視聴、ドリルは少なめ)
- 夜:宿題のみ/もしくはスタサプの内容を一言ふり返るだけ
朝は親も比較的一緒にいられる時間が長いので、「再生ボタンを押す」までのサポートがしやすいパターンです。
パターンB:夕方・学童帰り後にショートセット
- 18:30〜18:50:学校の宿題
- 18:50〜19:05:スタサプ15分(動画+ドリル数問)
- 19:05〜:夕食・お風呂など
親が帰宅する前に「宿題+スタサプ」まで終えてもらい、帰宅後は10分のふり返りだけを一緒にする形も現実的です。
パターンC:寝る前ライト(スタサプは動画のみ)
- 19:00〜19:30:宿題・ドリル
- 19:30〜19:40:スタサプの動画だけ1本視聴(ドリルは翌日に回す)
- 週末:その週に見た単元のドリル・ワークをまとめて解く
どうしても平日が忙しい家庭は、平日は「動画だけ」、週末に「紙でアウトプット」という役割分担で回すのもアリです。
共働き家庭におけるスタサプの「位置づけ」
- 平日:スタサプ=メインの「理解用」ツール(短時間)
- 週末:紙ドリル=まとめて演習する「仕上げ」ツール
- テスト前は、スタサプをテスト前専用の総復習ツールとして使うのも現実的です。
共働きで忙しいご家庭の「夜30分×週3」の回し方は、次の記事も参考になります。
失敗しない始め方|環境準備〜申込み手順〜初期設定
デバイスとネット環境のチェック
まずは、スタサプがストレスなく動くデバイス(端末)とネット環境を確認しましょう。
公式サイトからの申込み手順
申込みは、基本的に公式サイト経由がおすすめです。アプリ内課金経由だと、料金プランが異なる場合もあるため注意しましょう。
- スタディサプリ公式サイトにアクセス
- 「小学生コース」を選択し、会員登録(保護者のメールアドレス)
- 支払い方法(クレジットカードなど)を登録
- 子どものニックネーム・学年を設定
初期設定のポイント
登録が終わったら、最初に次の3点だけ整えておくとスムーズです。
- 学年・教科の設定:まずは「学校の学年」をベースに、様子を見てさかのぼり・先取りを追加
- 通知・見守り機能:学習状況のメール通知などをONにしておくと、親が把握しやすい
- 学習時間のルール:たとえば「平日19:30〜19:45はスタサプタイム」と決めておく
解約・退会の基本イメージも先に確認しておく
「始めやすさ」と同じくらい、保護者の方が気にされるのが「やめやすさ」です。スタサプは、基本的にオンライン上で解約手続きが完結できる仕組みになっています。
- マイページ(またはアプリ・契約元の管理画面)から、オンラインで解約手続きが可能
- 支払い方法や契約形態によって、解約の締日・更新日が異なる場合がある
- 締日を過ぎると翌月分が発生するケースもあるため、「やめるかも」と思った段階で一度確認しておくと安心
キャンペーン内容・料金・対応デバイス・解約方法などは変更されることがあります。必ず申込み前・解約前に、公式サイトの最新情報をチェックすることをおすすめします。
1週間お試しプラン&4週間習慣化プラン

7日間「お試し」プラン(学年別イメージ)
いきなり完璧を目指すのではなく、まずは「1週間だけ試してみる」くらいの軽い気持ちで始めるのがおすすめです。ここでは、学年帯ごとの7日間モデルをざっくりイメージしてみます。
▶ 低学年(小1〜2)の7日間お試しプラン
テーマ:算数中心で「勉強アプリに慣れる」1週間
- Day1:算数の「最近ちょっと怪しい単元」(たし算・ひき算など)の動画を1本見る+ドリル2問だけ。
- Day2:算数の別の講座を1本(時間は5〜10分程度)+ドリル2問。
- Day3:Day1〜2で見た単元のうち、少し難しかった方をもう一度動画視聴+ドリル2問。
- Day4:国語の「ことば・語い」系の短い講座を1本見て、音読やワーク1題だけ解いてみる。
- Day5:算数の復習として動画1本+紙の計算ドリル1ページ(親は丸つけだけ)。
- Day6:週末に、紙のドリル1ページ+スタサプで「いちばん楽しかった講座」をもう1回見る。
- Day7:1週間のふり返り。「どの講座がいちばん楽しかった?」「どの先生が好き?」などを親子で話す。
▶ 中学年(小3〜4)の7日間お試しプラン
テーマ:算数+理社で「動画学習の手応え」をつかむ1週間
- Day1:算数の「最近つまずいた単元」(わり算・小数・分数など)の動画を1本見る+ドリル3〜5問。
- Day2:理科または社会から、子どもが興味のある単元(星・天気・都道府県など)を1本選んで見る。
- Day3:Day1で扱った算数単元の演習を中心に、スタサプのドリルを5〜10問解く。
- Day4:国語の読解講座を1本見て、「設問を先に読む」などのコツを学び、学校のワークで長文1題だけ解いてみる。
- Day5:Day1〜4で「分かりにくかったところ」を1本だけ復習動画として見る。
- Day6:週末に、紙のドリル1ページ(算数or国語)+スタサプで理社の復習動画を1本。
- Day7:1週間のふり返り。「どの教科で役に立ちそう?」「テスト前にまた見たい単元は?」などを親子で話す。
▶ 高学年(小5〜6)の7日間お試しプラン
テーマ:算数のさかのぼり+理社・英語の“お試し”1週間
- Day1:算数の「最近のテストで点が落ちた単元」(分数・割合など)の動画を1本見る。
- Day2:理科・社会から、テスト範囲または興味のある単元を1本選んで視聴。
- Day3:算数の演習日として、スタサプのドリル5〜10問+学校ワーク1ページ。
- Day4:国語の読解講座を1本見て、そのコツを意識しながら学校ワーク1題に挑戦。
- Day5:Day1〜4で特に自信のない単元を1つ選び、動画を復習視聴+苦手問題だけ解き直し。
- Day6:試しに英語or中学数学の入門講座を1本見て、「中学内容」の雰囲気を味わってみる。
- Day7:1週間のふり返り。「どの科目で一番役立ちそう?」「これから続けるならどの単元をやりたい?」を話し合う。
4週間「習慣化」プラン
続けるためには、「がんばりすぎないペース設定」が重要です。4週間で少しずつ定着させていきましょう。
- 1週目:算数メイン。平日に1日1講座(10〜15分)+簡単な演習(ドリル3〜5問)。
- 2週目:国語・理科・社会をローテーション。週3回ペースでもOK。
- 3週目:テストを見ながら、「さかのぼりたい単元リスト」を作って集中的に復習。
- 4週目:次のテストや学年を意識した「先取り」を少しだけ入れてみる(中学英語や中1数学の超基礎など)。
習慣化のコツは、「完璧」より「続くこと」を優先すること。1日サボっても、「じゃあ明日また10分だけやろうか」と、気軽にリスタートできる雰囲気を大切にしましょう。
4週間プランの「ゴール指標」
4週間たった時点で、次のような状態になっていればひとまず合格ラインと考えてOKです。
- 週3回以上ログインできた:4週間のうち、少なくとも「週3回ペース」でスタサプに触れている。
- 算数で2〜3単元は終えた:苦手単元の復習 or 新しい単元の動画を2〜3テーマ分は見て、ドリルも一通りやってみた。
- 理社・国語にも1〜2回は触れた:算数以外の科目も、少しでも動画視聴や演習を試してみた。
- 子どもが自分から1回でも「今日はこれ見たい」と言った:内容や先生に対して、前向きなコメントが一度でも出た。
- 「スタサプ=しんどい」より「やればなんとかなる」感覚がある:完全に嫌がっているわけではない状態。
「続ける?やめる?」4週間後の判断チェックリスト
4週間試したあと、スタサプを続けるかどうか迷ったときの判断材料を整理しておきます。
1.テスト結果・学習の手応え
- 直近のテストで、算数や理社の点数が多少でも上向いてきた/ミスの内容が変わってきたか。
- 「ここ前より分かるようになった」と子ども自身が言える単元が1つでもあるか。
2.子どもの反応
- 完全に拒否しているのか、それとも「先生によっては好き」「この単元なら見てもいい」程度なのか。
- 動画内容について、家庭内で話題に上がることがあるか(「今日こんなのやったよ」など)。
3.時間と負担感
- 平日の家庭学習(宿題+スタサプ+ドリル)がおおむね30分前後に収まっているか。
- 保護者の関わりが、想定より「負担が重すぎる」状態になっていないか。
4.費用感・他の選択肢との比較
- 塾や他の通信教材と比べて、「この内容でこの金額なら許容できる」と感じられるか。
- 「もっと付録やゲーム性で引っ張りたい」「紙中心でやりたい」といったニーズが強くなっていないか。
これらを総合して、
- 「テストや理解度に少しでもプラス」+「子どもの拒否感が強くない」 → 継続またはプラン見直し(時間・科目の絞り込み)
- 「効果が実感できず、子どもも強く拒否」 → いったん解約 or 他教材への切り替えも検討
といった形で、冷静に判断していくと、スタサプに限らず「わが家に合う学習スタイル」が見えやすくなります。
「そもそも、子どもが勉強モードにならない…」という場合は、次の記事で原因と声かけのコツを押さえておくとスタサプも回りやすくなります。
季節別・イベント別の活用法(夏休み・冬休み・学年切り替え)
夏休み:苦手単元の総点検&集中的なさかのぼり
夏休みは、時間に余裕がある分、「苦手単元リスト」を作って集中的にさかのぼるチャンスです。
- 前学期のテストや通知表を見ながら、苦手分野を書き出す
- スタサプで、その単元の動画を1日1本ペースで見ていく
- 並行して、学校ワークやドリルで紙の演習も行う
1日あたりの目安(夏休み・平日)
- スタサプ:1〜2本(算数+理社など、合計20〜30分以内)
- 紙の勉強:ドリル1〜2ページ or テスト範囲のワーク1〜2ページ
夏休みのテーマ例
- テーマA:「算数の苦手単元を全部さかのぼる夏」…分数・小数・図形などをリスト化して集中的に復習
- テーマB:「理社の総復習の夏」…スタサプで理社の単元を動画で総ざらい→ワークでチェックテスト
冬休み:2学期の復習と3学期・次学年への橋渡し
冬休みは期間が短いので、「2学期の総復習」+「次学年の先取り」を少しだけ入れるイメージが◎です。
- 算数の重要単元を中心に、スタサプでざっと復習
- 春からの内容が不安な場合は、次学年の導入講座を1〜2本だけ先取り
1日あたりの目安(冬休み)
- スタサプ:1本(2学期の算数 or 理社の重要単元)
- 紙の勉強:ワーク1ページ(テストに出そうな問題だけでOK)
冬休みのテーマ例
- テーマA:「2学期算数の総ざらい」…テストで間違えた単元だけスタサプ+ワークで復習
- テーマB:「3学期・次学年への橋渡し」…2学期の復習7割+次学年の導入講座を少しだけ先取り
学年切り替え:新学年のスタートダッシュに活用
学年が変わるタイミングで、「新しい学年の算数・理社の導入部分」をスタサプで先に見ておくと、学校の授業がぐっと楽になります。
春休み〜新学年スタート時の目安
- スタサプ:1日おきに1本(新学年算数の導入単元)
- 紙の勉強:前学年の総復習ドリルを1日1ページ(計算・漢字など)
学年切り替え期のテーマ例
- テーマA:「春=次学年算数の導入だけ先取り」…計算・単位・図形の最初の単元をざっと動画で見ておく
- テーマB:「前学年の“苦手だけ”をつぶしてから進級」…前学年のテストを見返し、間違えた単元だけスタサプで復習
「春からタブレット学習も取り入れたい」「紙とタブレットのバランスをどうするか悩む」という場合は、次の記事も読み合わせると設計しやすくなります。
脳科学×心理学から見た「スタサプが続く家庭」のコツ

脳科学Tips:24〜48時間以内の「ちょこっと復習」で記憶定着
記憶の仕組みを考えると、「学んだことを24〜48時間以内にもう一度思い出す」ことで、覚えた内容が定着しやすいとされています。スタサプでも、この「ちょこっと復習」を仕組みとして組み込むと効果が上がります。
スタサプでの“24〜48時間復習”の具体パターン
- ① 翌日5分の倍速見直しルール
- 前日に見た講座を、翌日に1.2〜1.5倍速で5分だけ見返す。
- 全部を見直すのが大変なら、「解説が難しかった部分だけ」巻き戻して見る。
- 見直す前に、「きのうのポイント3行ノート」をサッと眺めてから再生するとさらに◎。
- ② 5分ノート復習
- スタサプ後に書いた「ポイント3行メモ」を、翌日に読み返すだけの日をつくる。
- その場で1問だけ、ノートの下にミニ問題を書いて、子どもに解いてもらう。
- ③ 週末の「今週ベスト講座」をもう1回
- 週末に「今週いちばん分かりやすかった講座どれ?」と子どもに聞き、ベスト1講座だけ再視聴する。
- 「この講座で何が分かるようになった?」を1行メモにして、ノートの最後に残しておく。
ポイントは、「長い復習」ではなく「短くていいからもう一度思い出す」ことです。5分〜10分のちょこっと復習を、24〜48時間以内に差し込むイメージで続けてみてください。
心理学Tips:比較対象を「友だち」ではなく「きのうの自分」にする
子どものやる気は、「他人との比較」よりも「昨日の自分との比較」を意識した方が育ちやすいといわれています。スタサプは自分のペースで進められる教材だからこそ、声かけの方向性がとても重要です。
NG声かけ例(友だち比較)
- 「◯◯ちゃんはもうここまで進んでるよ。あなたも頑張らないと。」
- 「お姉ちゃんはこの単元もう終わってるのに、どうしてまだここなの?」
OK声かけ例(きのうの自分比較)
- 「先月はここでつまずいてたけど、今日は自分で解けたね。」
- 「前のテストより5点アップしたね。“きのうの自分”から一歩進んだよ。」
- 「前は動画を最後まで見るだけでも大変だったけど、今日はドリルまでできたね。」
- 「1週間前は分からなかった“わり算”、今は説明聞いたら自分でやり直せてるね。」
同じ事実でも、「友だちより上か下か」ではなく、「本人の中でどう変化したか」に注目して言葉にしてあげると、自己肯定感とやる気が育ちやすくなります。
心理学Tips:自己決定理論「3つの欲求」とスタサプの使い方
モチベーションの心理学では、自己決定理論(Self-Determination Theory)という考え方がよく使われます。人が「やる気」を感じやすいのは、次の3つが満たされているときです。
- ① 自律性:自分で選べている感覚がある
- ② 有能感:「できた」「わかった」と感じられる
- ③ 関係性:応援してくれる人がいる、見守られていると感じる
スタサプの使い方・声かけを、この3つに沿って少し工夫してみましょう。
① 自律性:「自分で選べる余白」を作る
- 親が「今日やる科目」を決めたうえで、単元は子どもに選ばせる。
- 例:「今日は算数にしようか。わり算と分数、どっちの動画を先に見る?」
- 週末の「今週ベスト講座」は子どもが決める。
- 例:「今週見た中で、一番『また見たい』って思う講座どれ?」
- 「毎日必ず」ではなく、「週3回のうち、どの曜日にやるか」を子どもと一緒に決める。
② 有能感:「できたこと」を具体的に言葉にする
- スタサプ後の「今日できたこと1行メモ」を、親が声に出して読んであげる。
- 例:「“分数のたし算で通分が1人でできた”って書いてあるね。ここ、前は難しかったところだよね。」
- テストやドリルの結果を、「点数」ではなく「改善ポイント」でほめる。
- 例:「計算ミスが前回より3問も減ってるね。ここはスタサプで見直したところだね。」
- 動画を最後まで見終わっただけの日も、「やれた事実」を認めて締める。
- 例:「今日は見るだけの日だったけど、ちゃんと最後まで聞けたね。それだけでも前進だよ。」
③ 関係性:「見守られている感」をつくる小さな工夫
- 最初の1週間は、再生ボタンを押すところまで親が隣に座る。
- 例:「一緒に最初の5分だけ見て、途中からは1人でやってみようか。」
- 週末だけでもいいので、「今週スタサプで何したか教えて会」を3分だけ開く。
- 例:「今週のスタサプニュース教えて?いちばん『へぇ〜』って思ったことは?」
- 結果が思うように出なかった時も、「一緒にやり方を考えよう」と伝える。
- 例:「点数は上がらなかったけど、動画はちゃんと見られてたね。次はどの単元を復習しようか、一緒に決めよう。」
スタサプは、自分のペースで進められる反面、「勝手に続けてくれる魔法のアプリ」ではありません。「ちょこっと復習」と「きのうの自分比の声かけ」、そして「自律性・有能感・関係性」の3つを意識することで、無理なく長く付き合いやすくなります。
集中力やゲーム時間との付き合い方を整えたいときは、次の記事もあわせて役立ちます。
よくある失敗パターンとリカバリー

ケース1:動画だけ流して、問題を解かない
最もよくあるのが、「動画を流し見するだけで満足してしまう」パターンです。インプットだけでは、テストの点数や実力には結びつきにくくなります。
よくある状態
- 動画は最後まで見るが、その後のドリルはスキップしてしまう。
- 「見たから勉強した気になっている」が、テストになると解けない。
今すぐできる一手
- 「最低3問ルール」を導入する
- 家のルールとして「動画を見たら必ず演習を3問だけ解く」と決める。
- 3問のうち1問でも間違えたら、その場で該当部分の動画をもう一度だけ見直す。
- 「1問ノート」を作る
- 毎回、いちばん難しかった1問だけをノートに貼る or 写す。
- 週末に「1問ノート」を親子で見返して、「ここは前よりスムーズになったね」と変化を確認する。
ケース2:難しすぎる講座から入って挫折する
「せっかくだからハイレベルな講座から…」と難しめの単元を選ぶと、スタートでつまずいてそのままフェードアウト…というパターンも少なくありません。
よくある状態
- いきなり応用・発展レベルの講座を選んでしまう。
- 数回やってみて「難しい」「よく分からない」と感じ、そのまま触らなくなる。
今すぐできる一手
- 一学年 or 一レベル下げて「できた感」を取り戻す
- 小5でつまずいているなら、小4・小3の関連単元にさかのぼる。
- 「基礎」講座から入り、7〜8割くらいスラスラ解けるレベルを一度通ることで、子どもの自信を回復させる。
- 「難しい単元=スタサプで予習」ではなく「スタサプ=まずは基本の再確認」にする
- テスト前の新出単元ではなく、すでに習った内容の復習から入る。
- 「分からないところを探す」のではなく、「分かるところを増やす」を意識して選ぶ。
ケース3:ゲームやYouTubeと混ざってしまう
タブレットやスマホを使う以上、スタサプがゲーム・YouTubeと同じ「遊びデバイス」の中に紛れ込んでしまうと、学習モードに切り替えにくくなります。
よくある状態
- スタサプを開いたつもりが、気づいたらゲームや動画アプリを触っている。
- 「タブレット=遊び」のイメージが強く、学習アプリを開くだけで抵抗感がある。
今すぐできる一手
- スタサプ専用フォルダ・ホーム画面を作る
- ホーム画面に「勉強」フォルダを作り、スタサプや学校系アプリだけをまとめる。
- スタサプをホーム1ページ目の見やすい場所に置き、ゲーム・YouTubeは2ページ目以降にまとめておく。
- 時間帯でアプリを分けるルール
- 「19:00〜19:30はスタサプタイム。ゲームとYouTubeは20:00以降」など時間帯をはっきり分ける。
- 先にスタサプ10〜15分を終えたら、「今日のゲーム時間スタート」の合図にする。
ケース4:親の期待が高すぎてギクシャクする
親としては「せっかく契約したから、しっかり元を取りたい」と思いがちですが、期待が高すぎると、子どもはプレッシャーで嫌になってしまうことがあります。
よくある状態
- 「毎日◯講座」「全部の教科をしっかり」など、スタートから目標が高すぎる。
- できていない部分を指摘する会話が多くなり、「また怒られるからやりたくない」と感じてしまう。
今すぐできる一手
- 目標を「量」ではなく「続ける回数」に変える
- 「毎日2講座」ではなく、「週3回ログインできたらOK」にハードルを下げる。
- 「1日サボったら終わり」ではなく、「1日サボっても翌日10分だけやればリセット」の考え方を共有する。
- ほめるポイントを「結果」から「プロセス」にシフト
- NG:「なんでここまでしか進んでないの?」
- OK:「今日は宿題で疲れてたのに、スタサプ1本だけでもやれたね。」
- OK:「ドリル3問全部合ってたね。特に2問目、前は難しかったところなのに、よくできたね。」
ケース5:親が関われず、完全放置でうまくいかない
どんな通信教育でも、完全放置はうまくいきにくいもの。とはいえ、毎日つきっきりは現実的ではありません。
よくある状態
- 「スタサプやっといてね」と言うだけで、進捗を全く見ない。
- 子どもは最初こそ触るものの、2〜3週間後にはほぼ開かなくなる。
今すぐできる一手
- 週1回の「スタサプふり返りタイム」を10分だけ確保
- 「今週はどの講座を見た?」「一番面白かった内容は?」と、雑談ベースで聞いてみる。
- テスト範囲に絡む単元があれば、「テスト前にまたその講座見ようか」と一言添える。
- 「1週間まとめシート」を冷蔵庫などに貼る
- 「今週見た講座名」「できるようになったこと」を子どもに1行ずつ書いてもらう。
- 親は週末にそれを読んで、「がんばってるね」「次はどの教科もやってみる?」と短く声をかける。
こうした“リカバリー”は、どれも大がかりなものではありません。「最低3問」「一学年さげる」「週1ふり返り10分」といった小さな工夫を積み重ねることで、スタサプは続きやすくなります。
「宿題バトル」「勉強しない」「ゲーム・YouTubeとの付き合い方」に悩んでいる場合は、次の記事もあわせてチェックしておくと、スタサプ運用がぐっと楽になります。
スタディサプリ小学生に関するよくある質問【FAQ20】
Q1.小1からスタディサプリを始めても早すぎませんか?
「小1からスタディサプリ小学生を始めるのは早すぎない?」という不安はよくありますが、必ずしも早すぎるわけではありません。ただし、低学年では“量”ではなく“慣れること”が目的と考えるのがおすすめです。
- 1日10分前後の短時間スタート(動画5分+ドリル2〜3問程度)
- 最初の1週間は、親が横に座って「再生ボタンを押す」「終わったらほめる」だけでもOK
- 「スタサプ=お勉強アプリ」ではなく、「楽しい先生の授業をちょっと見る」くらいの感覚で導入
この段階では、「全部理解できたか」より「座って最後まで聞けたか」が大事なポイントです。様子を見ながら、学年が上がるごとに少しずつ時間や回数を増やしていきましょう。
Q2.スタサプだけで、紙のドリルは不要になりますか?
スタディサプリだけで全てを完結させるのではなく、「スタサプ=理解」「紙のドリル=定着」と役割分担するイメージが現実的です。
- スタサプ:動画授業で「なぜそうなるか」を分かりやすく理解する/理社をイメージで覚える
- 紙のドリル:計算・漢字・記述・長文などを、手を動かして練習する場
特に記述問題・作文・長文読解は、紙でじっくり書いたり、問題文をなぞったりする体験が重要です。スタサプでコツをつかみつつ、市販ドリルや学校のワークを併用するのが安心です。
Q3.1日の学習時間はどのくらいが目安ですか?
「スタディサプリ小学生はどれくらいやればいい?」という質問には、学年と生活リズムによって目安が変わります。
- 低学年:10〜15分(動画1本+ドリル数問)
- 中学年:15〜20分(動画10〜15分+ドリル5分前後)
- 高学年:20〜30分(動画+演習+ノートメモまで含めて)
「毎日短く」or「週3回しっかり目」のどちらかを目標にし、1日トータルの家庭学習(宿題+スタサプ+ドリル)が60分を超えないように調整するのがおすすめです。
Q4.中学受験にも使えますか?
スタディサプリ小学生だけで中学受験対策をすべて完結させるのは難しいですが、「理解を深めるサブ教材」としての相性はかなり良いです。
- 算数:塾テキストでつまずいた単元を、スタサプ動画でかみ砕いて理解し直す
- 理科:実験や現象を動画でイメージ化し、「用語暗記だけ」にならないようにする
- 社会:地理・歴史の流れを映像でつかんでから、塾テキストの細かい知識を入れる
一方で、最難関校の過去問・特殊な出題形式などは、やはり専門塾のテキスト・カリキュラムが前提になります。「塾+スタサプ」で、理解を補強するイメージが現実的なラインです。
Q5.兄弟でアカウントを共有できますか?
「兄弟でスタディサプリ小学生を共有できる?」という疑問は多いところです。一般的には、1つのアカウントで複数学年の講座を視聴できますが、
- 同時視聴の可否
- プロフィールや学習履歴の扱い
- 兄弟割・キャンペーンの有無
などは時期やプランによって変わる可能性があります。兄弟利用を検討している場合は、公式サイトの「よくある質問」や最新キャンペーン情報を必ず確認してから申し込みましょう。
Q6.タブレットやスマホの画面時間が増えすぎないか心配です。
スタサプは動画授業が中心のため、どうしても画面時間が増えます。「総スクリーンタイムの中にスタサプをどう位置づけるか」を、最初に家族で決めておくのがおすすめです。
- 「スタサプ10分をやった日は、ゲームやYouTubeはいつもより10分減らす」といったルールをつくる
- タイマーアプリやキッチンタイマーで“時間になったら自動的に終わる仕組み”を取り入れる
- 寝る1時間前以降はスタサプも含めて画面時間はナシ、と時間帯で区切る
「スタサプだからOK」と青天井にせず、他の動画・ゲーム時間とセットで上限を決めると安心です。
Q7.スタサプと、スマイルゼミやZ会を併用するのはアリですか?
「スタディサプリ小学生とスマイルゼミ・Z会を併用してもいい?」という質問も多いです。結論としては“アリだが、組み合わせと時間配分に注意”です。
ただし、「スタサプ+他1つ」までを目安にしておかないと、学習時間がオーバーしがちです。併用する場合は、どちらをメイン・どちらをサブにするかをはっきり決めておきましょう。
Q8.スタディサプリ小学生はいつから始めるのがいい?キャンペーンや無料期間は?
始めやすいタイミングとしては、次のような時期がよく選ばれています。
- 新学期・新学年の前後:先取り・復習どちらにも使いやすい(春休み・夏休みなど)。
- 定期テストや単元テストでつまずきを感じたとき:「分からない単元」を集中復習するきっかけに。
- 長期休み(夏休み・冬休み):「1日10分だけやってみよう」と決めて習慣化を目指しやすい。
また、時期によっては「無料体験」「○日間お試し」「入会キャンペーン」などが行われていることもあります。「キャンペーンを使ってまずは1〜2カ月だけ試す」というスタイルも現実的です。
キャンペーン・無料期間・入会特典は内容が変わるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してから申し込むようにしましょう。
Q9.スタサプのテキストは必ず購入した方が良いですか?
テキストがあった方が学びやすい子も多いですが、最初から全部そろえなくても大丈夫です。
- まずはテキストなしで、「動画+オンラインドリル」だけで数週間試してみる
- 「この単元は紙でたくさん練習したい」「解説を手元に置きたい」と感じてから、必要な教科だけテキストを購入する
- プリンタがあれば、PDFを印刷して「必要なページだけ」紙で使う、という選択肢もある
テキスト購入は、「スタサプが続きそう/この教科を重点的にやりたい」と感じてからでも十分間に合います。
Q10.通信環境が不安定でも使えますか?
スタサプは動画授業が中心なので、どうしてもある程度の通信速度と安定性が必要になります。回線が不安定な場合は、
「動画が止まりまくる」状態だと、子どもの集中も切れやすいので、まずはWi-Fiの安定度チェックをしておくと安心です。
Q11.途中でやめたくなった場合、解約はスムーズにできますか?
スタディサプリ小学生は、基本的にオンラインで解約手続きが完結できる仕組みになっています。ただし、
- 支払い方法(クレジットカード/アプリ課金など)ごとに解約手順が違う場合がある
- 解約の締め日を過ぎると、翌月分の料金が発生してしまうことがある
そのため、「やめるかも…」と感じた時点で、締め日や解約方法を一度チェックしておくのがおすすめです。また、一度解約しても、必要な時期だけ再入会して使うという柔軟な運用をしている家庭も多いです。
Q12.学習の進捗は、保護者も確認できますか?
スタサプでは、
- 視聴した講座の履歴
- 演習の回答状況(正答率など)
といった基本的な進捗情報を保護者側から確認できる仕組みがあります。週1回だけでも、
- 「どの教科を多く見ているか」
- 「どの単元で間違いが多いか」
をチェックしておくと、声かけや単元の選び方がぐっと楽になります。「今週は理科が多かったね」「算数のこの単元、もう一度動画見てみようか」など、具体的な会話のきっかけにもなります。
Q13.タブレットが壊れたり、デバイスを変えたりしても利用できますか?
スタディサプリはアカウントに紐づいているサービスなので、基本的には別の端末からログインすれば継続利用できます。ただし、
機種変更やタブレット買い替えの前には、公式サイトの「動作環境・推奨環境」ページを確認しておくと安心です。また、「しばらくお休みしていたけれど、別端末で再開したい」という場合も、アカウントが残っていれば再ログインで再開・再入会できるケースが多いです。
Q14.ゲームやYouTubeと混ざってしまいそうで心配です。
同じタブレット・スマホでスタサプとゲーム・YouTubeを使うと、「勉強モード」と「遊びモード」の境目があいまいになりがちです。
- ホーム画面に「勉強フォルダ」を作り、スタサプと学校アプリだけを入れておく
- ゲームやYouTubeは2ページ目以降にまとめ、アイコンをパッと見えない位置に置く
- 「スタサプ10〜15分 → 今日のゲームタイムスタート」という順番ルールを決める
物理的な配置と時間の順番を分けておくだけでも、子どもの頭の中での“勉強スイッチ”が入りやすくなります。
Q15.子どもが「難しいからやりたくない」と言い出したときは?
その講座が今のレベルより少し難しすぎる可能性が高いです。無理に続けるより、
- 一学年 or 一つ前の単元までさかのぼって、「ここなら自力で解ける」レベルからやり直す
- 「発展・応用」ではなく、「基礎講座」「教科書レベルの講座」から再スタートする
といった形で「できた感」を取り戻す方が、長い目で見るとプラスです。親の声かけも、
- NG:「なんでこんなのもできないの?」
- OK:「ちょっと難しすぎたね。いったん前の学年に戻って、サクサク解けるところから始めようか。」
のように、レベル調整を一緒にしていくスタンスにすると、再チャレンジしやすくなります。
Q16.どの科目から始めるのが良いですか?
多くの子にとって始めやすいのは、算数か理科です。
- 算数:テストでつまずいた単元を1つ選び、「その単元の動画+ドリル数問」からスタート
- 理科:興味のある単元(星・植物・実験・生き物など)の動画を選んで、「分かった!」を体験させる
最初から苦手科目ばかりを攻めると、スタサプ自体への印象がマイナスになりやすいので、まずは「好き・興味がある科目」で成功体験を作るのがおすすめです。
Q17.毎日できないと意味がないですか?
「毎日やった方がいい」のは事実ですが、現実的には週3回前後でも、1年間積み重なれば大きな差になります。
- 「7日中7日できなかった…」ではなく、「今週は3回できたからOK」と数える
- 体調不良や行事でできない日が続いたら、「今週は週2回まででよし」と一時的に目標を下げる
大事なのは、「ゼロの週を減らす」ことです。1日サボっても、「じゃあ明日10分だけやろうか」とリスタートできれば、十分意味があります。
Q18.市販ドリルや他の教材と、どう組み合わせれば良いですか?
スタディサプリ小学生は、他の通信教育や市販ドリルと組み合わせて使うと真価を発揮しやすい教材です。
- 基本形:スタサプで解説→同じ単元を学校ワーク・市販ドリルで演習
- テスト前:スタサプで単元を総復習→学校ワークのテスト範囲を解き直す
- 他の通信教育と:他社教材を「日々のメイン」、スタサプを「理社・苦手単元の補助」として位置づける
「スタサプ+Z会」「スタサプ+スマイルゼミ」などの併用も、役割(メイン・サブ)をはっきり分ければ有効です。やりすぎて1日60分を大きく超えないよう、全体の時間設計にだけ注意しましょう。
Q19.親が教えるのが苦手でも大丈夫ですか?
むしろ、「教える部分は先生に任せたい」というご家庭ほど、スタサプと相性が良いです。保護者の役割は、
- 「いつやるか」「どの単元から始めるか」を一緒に決める(時間とメニューの設計)
- 週1回程度、視聴履歴や正答率を見て「がんばってるね」「この単元また見てみようか」と声をかける
- テスト結果を見ながら、「この単元はスタサプで復習しよう」と提案する
つまり、「先生役」ではなく「学習マネージャー役」として子どもをサポートすればOKです。「一緒にやり方を考える」姿勢があれば、教えるのが得意でなくても十分回せます。
Q20.まずは何から始めれば良いですか?
迷ったときの鉄板スタートパターンは、次の流れです。
- 直近の算数テスト・学校ワークを見て、「間違いが多かった単元」を1つだけ選ぶ。
- スタサプでその単元の講座を1本見る(分かりにくければ翌日に倍速で見直し)。
- スタサプのドリルを3〜5問だけ解く。
- 同じ単元の問題を、学校ワーク or 市販ドリルで1ページだけ解いてみる。
この「1単元・1本・数問」からのスタートでも、テスト1回分のつまずきが解消されることはよくあります。まずは小さく始めて、「スタサプで何ができるか」を親子で体感してみるところからスタートしてみてください。
まとめ|スタディサプリ小学生は「相性+学び方の型」で価値が決まる
- スタディサプリ小学生は、全学年・全教科が見放題の無学年制教材で、塾と比べてもコスパが非常に高い
- 理科・社会のイメージ理解や、算数のさかのぼり学習など、「教科書+α」を補う役割に特に強みがある
- 一方で、記述力や演習量は紙の教材で補う必要があり、「動画だけ」で完結させるのはNG
- 成功の鍵は、「動画→演習→紙→ふり返り」の学び方の型と、「平日10〜20分をどう確保するか」という家庭の仕組みづくり
- 相性チェックと1週間お試し・4週間習慣化プランを通して、「わが家なりのスタサプとの付き合い方」を見つけていくことが大切

スタディサプリ小学生は、「なんとなく良さそうだから入会する」よりも、「うちではこう使う」「この目的で活用する」と決めてから始めた方が、ずっと力を発揮してくれます。この記事を参考にしつつ、ぜひご家庭なりのスタイルを見つけてみてくださいね。
通信教材全体の比較・選び方は、次の総合ハブ記事で「4社まとめて」整理できます。
【決定版】小学生の通信教材を4社比較|タイプ別おすすめ&学年別の選び方
