英検対策に強い中学生向け通信教育はどれ?級別のおすすめ活用プラン

「通信教育をやっているのに英検に受からない」「何をすれば合格に近づくかわからない」――そんな悩みを持つご家庭は多いです。 英検は“教材の良し悪し”ではなく、選び方+使い方+計画化で結果が大きく変わります。 本記事では、中学生が狙う級(3級/準2級/2級)ごとに、通信教育の選び方・使い方・3か月プラン・1週間ルーティンまで具体的に解説します。
1. なぜ通信教育は「英検対策」に強いのか?
本記事は、英検3級・準2級・2級を目指す中学生と保護者向けです。
ここでは、数ある選択肢(塾・英会話・独学など)の中で、なぜ通信教育が英検対策に強い「本丸」になるのかを整理します。
この記事全体を通して、次のようなことが分かります。
- 中学生が狙うべき級と合格の目安期間
- 通信教育の「英検向き/向かない」の見分け方
- 級別のおすすめ教材と使い方
- 3か月ロードマップ+1週間ルーティン
- 一次試験・二次試験の攻略の考え方
まずは「なぜ通信教育なのか?」という土台を押さえておくと、塾・英会話との併用や通常の5教科学習とのバランスが取りやすくなります。
1-1. 塾・英会話との比較
英検対策の代表的な選択肢としては、塾・英会話・通信教育・独学があります。それぞれの特徴を、中学生と保護者の視点から簡単に比較してみます。

- 通塾型の塾:
決まった時間に通うため、強制力がありペースメーカーになりやすい一方で、部活や行事と重なると欠席が増えがちです。英検専門講座はカリキュラムがしっかりしている反面、受講料が高くなりやすいというデメリットもあります。 - 英会話教室:
スピーキングやリスニングを伸ばしたい場合には効果的ですが、文法・語彙・長文読解まで英検仕様でカバーしている教室は限定的です。「話す」力はついても、筆記試験の点数に直結しにくいことがあります。 - 独学:
費用を抑えやすく、自分のペースで進められますが、級に合った教材選びや学習順序をすべて自分で設計する必要があります。特に中学生の場合、定期テスト・部活・行事との両立をしながら計画を維持するのが難しいのが現実です。 - 通信教育(タブレット・テキスト):
月額制で、カリキュラム・問題演習・復習サイクル・英検対策講座まで一式まとまっているサービスが多くなっています。「自分で計画をゼロから立てなくても、合格までの道筋が用意されている」ことが、他の手段との大きな違いです。
特に、「学校の成績も上げたい」「英検も取りたい」という中学生にとっては、5教科の学習と英検対策を同じサービス内で完結できるかどうかが、通信教育を選ぶ最大のポイントになってきます。
1-2. スキマ学習・部活両立に強い理由
中学生の毎日は、部活・学校・宿題・塾・家庭学習でいっぱいです。英検対策にまとまった時間をとろうとすると、 「休日に3時間まとめてやろう」→「結局できない」というパターンになりがちです。
通信教育は、次のような点でスキマ時間を活かした学習がしやすくなっています。
- 1回10〜20分程度の短いレッスン設計
通学や部活の前後、就寝前の10分など、「細切れ時間」でも完結する学習ユニットになっているため、英検対策を日常生活に組み込みやすいです。 - タブレットやスマホでその場で取り組める
テキストやCDを広げなくても、アプリを立ち上げればすぐにリスニング・単語・文法に取り組めるため、「やるまでのハードル」が低くなります。 - 自動採点・復習機能
リスニングや単語テストの正答率に応じて、次にやるべき問題や復習範囲を自動で提示してくれるサービスが多く、短時間でも「今やるべきこと」に迷いません。
つまり、通信教育は「毎日15〜20分の小さな積み重ね」で英検対策を回せる仕組みを持っているため、部活や習い事で忙しい中学生ほど相性が良いと言えます。
1-3. 5教科+英検を一元管理できる
英検対策でよくある失敗は、「英検用の勉強だけが浮いてしまう」ことです。
学校の定期テスト・内申対策と切り離してしまうと、
- 英検対策の日は学校ワークが進まない
- テスト前になると英検を止めてしまう
- 結果的に、どちらも中途半端になる
通信教育の強みは、5教科の通常カリキュラムと英検対策を同じプラットフォームで管理できる点にあります。
- 学年別カリキュラム+英検講座がセット
学校範囲の復習・先取りと、英検の語彙・文法・長文・リスニング・面接対策を同じサービス内で組み合わせられるため、「今日は学校英語」「明日は英検」ではなく、一つの計画の中で調整しやすくなります。 - 進捗・弱点を一つの画面で把握
「文法は学校範囲が弱い」「リスニングは英検準2級レベルがまだ不安」など、通常の5教科と英検の弱点を一括で確認できれば、限られた時間をどこに配分するかが決めやすくなります。 - 保護者側も状況を把握しやすい
あちこちの教材を使うよりも、一つの通信教育で進捗管理が完結している方が、保護者が声かけやサポートをしやすいというメリットもあります。
このように、通信教育をうまく選べば、「学校の成績アップ」と「英検合格」を同じ学習設計の中で追いかけることができます。本記事では、こうした一元管理を意識しながら、級別のおすすめ教材や3か月ロードマップを詳しく解説していきます。
中学生向けの通信教育を全体から比較したい場合は、【2025年最新版】中学生向け通信教育・オンライン塾おすすめ比較|目的別の選び方・料金・失敗しない使い方まで完全ガイドもあわせてご覧ください。
英検対策と通常の学習をどう組み合わせるかが、全体設計のポイントになります。
2. 英検対策に強い通信教育サービス比較
ここでは、中学生の英検3級・準2級・2級対策に絞って、代表的な通信教育サービスを比較します。
「どのサービスがうちの子に合うのか」を見るために、まずはチェックポイントを整理し、そのあとに各社の特徴を級別・機能別に見ていきます。
2-1. 比較のためのチェックポイント

英検対策として通信教育を選ぶときは、最低限次のポイントをチェックしておくと失敗しにくくなります。
- 対応級:3級・準2級・2級まできちんとカバーされているか
- 4技能対応:Reading/Listening/Writing/Speakingをどこまでカバーしているか
- 模試・二次対策:模試型問題や面接練習コンテンツがあるか
- 5教科との一体感:通常の英語・5教科学習と連携しやすいか
- 学習のしやすさ:タブレット/アプリでのスキマ学習・復習機能・学習管理のしやすさ
- コスパ:英検対策が「標準費用内」か「オプション料金」か
以下では、進研ゼミ/Z会/スタディサプリ/スマイルゼミ/すららの5サービスを、これらの観点から見ていきます。
2-2. 進研ゼミ:Challenge Englishで5級〜準1級まで一気通貫
進研ゼミ中学講座では、通常の5教科講座に加えて、英語4技能アプリ「Challenge English」が利用できます(中高CEアプリ)。
このアプリが英検5級〜準1級まで対応しており、級ごとに語彙・文法・4技能をまとめてトレーニングできるのが特徴です。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
- 対応級:5級〜準1級(中学生なら3級〜2級・準2級が主な対象)
- 4技能:アプリ内でListening/Reading/Writing/Speakingをバランスよくトレーニング可能
- カリキュラム:「30日で検定攻略」など、短期集中カリキュラムも用意されている
- 模試・テクニック:本番形式の問題と、解き方・時間配分などの実戦テクニック解説がある
- 5教科との一体感:中学講座の英語・定期テスト対策と同じアカウントで管理でき、学習履歴が一元化される
「5教科の成績も上げたいし、英検も取りたい」という中学生には、進研ゼミ1本でどこまで行けるかをまず検討する価値があります。
2-3. Z会:ハイレベル演習+模試&オンラインスピーキング
Z会中学生コースは、もともと読解・作文・添削の質が高いことで有名ですが、その延長線上で英検対策もかなり手厚く用意されています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
- 日々の学習=英検対策
通常の英語講座で扱う文法・長文・英作文の添削が、そのまま英検に必要な力の底上げになり、「入試対策」と「英検対策」を分けて考えなくてよい設計です。 - 模試型教材(一次対策)
各級ごとに模試型の英検対策教材(一次試験形式)があり、本番前に2回分の模試に取り組めます。 - 二次試験対策:Online Speaking
外国人講師とのオンラインスピーキングで、英検二次試験の流れに沿った模擬面接レッスンを受けられます(オプション扱いになる時期あり)。 - 対応級:3級〜2級中心(準1級を目指す層は高校コースとの併用を検討)
Z会は、「英検さえ取れればOK」ではなく「入試・その先も見据えた英語力」を重視する家庭に向いています。演習レベルがやや高めなので、英語が得意〜標準以上の中学生向けと考えるとイメージしやすいです。
2-4. スタディサプリ:映像授業+級別対策講座で演習量を確保
スタディサプリ(スタサプ)中学講座では、通常の中学英語講座に加えて、英検3級・準2級・2級の対策講座が用意されています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
- 対応級:3級・準2級・2級の級別対策講座
- 内容:英検の出題形式に沿った類似問題+解説動画で、問題ごとに「なぜそう考えるか」を丁寧に説明
- 演習スタイル:映像授業で考え方を理解し、問題演習(過去問・類題)と単語レッスンで補強する形
- 強み:
- 中学講座・高校講座・小学講座をまたいで活用できるため、先取り・さかのぼり復習がしやすい
- 「講義」で理解してから、他社テキストや市販問題集と併用しやすい
- 注意点:紙やアプリの自動カリキュラム機能は控えめなので、「いつ何をやるか」の計画は自分(保護者)が組む必要あり
スタサプは、「講義動画で分かる→問題は自分でたくさん解きたい」タイプの中学生と相性が良いサービスです。
2-5. スマイルゼミ:英語プレミアムで4技能を本格強化
スマイルゼミ中学生コースには、通常の英語講座に加えて、「英語プレミアム 英検対策」というオプション講座があります。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
- 対応級:3級・準2級・2級まで順にステップアップ(サービス・年度により構成は要確認)
- 問題量:各級1,500〜2,000問レベルの英検頻出問題を収録していると案内
- 4技能:「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を、タブレット1台でトレーニングできる
- 学習設計:通常の5教科講座と同じタブレット上で学ぶため、定期テスト対策と英検対策を同じ画面で管理できる
- 注意点:英語プレミアムは追加オプション(別料金)の扱いになっている点は事前確認が必要
スマイルゼミは、「もともとスマイルゼミを使っている家庭が、英語だけ厚めにやりたい」というケースで特に検討しやすい選択肢です。
2-6. すらら・その他:個別進度型+英検コースの活用
すららは、アニメーションキャラクターと対話しながら進める無学年制のオンライン教材で、英検対策専用の「英検対策コース」も用意されています。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
- 対応級:英検5級〜2級まで対策可能(準2級・2級は高校生版との組み合わせが条件になる場合あり)
- 特徴:
- 学年に関係なく、つまずいている単元までさかのぼって学び直しができる
- 英検の級を目標にしつつ、基礎英文法や語彙を穴なく固めたいタイプの中学生向け
- その他サービス:
- スタディサプリENGLISH(別サービス)や、単発の英検アプリ・オンライン英会話などを「補助」として組み合わせるケースも多い
「学校の進度より前に戻って復習したい」「発達特性などで、対話型・ゲーム型の教材の方が続けやすい」という場合は、すららのような無学年制+英検コースも候補になります。
2-7. 英検視点の総合比較表(3級〜2級メイン)
最後に、英検3級〜2級を目指す中学生の視点で、各サービスの特徴をざっくり比較しておきます。
| サービス名 | 対応級(目安) | 英検対策の特徴 | こんなタイプに向く |
|---|---|---|---|
| 進研ゼミ | 5級〜準1級 (中学生は3級〜2級中心) |
Challenge Englishで4技能+級別カリキュラム。 定期テスト・入試対策と一体で進めやすい。 |
5教科も英検も1本化したい/ アプリで毎日コツコツ進めたい中学生。 |
| Z会 | 3級〜2級(+準1級は高校講座) | 添削中心のハイレベル演習+模試型教材。 オンラインスピーキングで二次試験対策も。 |
英語が得意〜標準以上で、 入試と英検を同時に高いレベルで伸ばしたい層。 |
| スタディサプリ | 3級・準2級・2級 | 級別の対策講座+過去問・単語レッスン。 映像授業で「解き方」をしっかり理解できる。 |
動画との相性が良く、 自分で演習量や計画を管理できるタイプ。 |
| スマイルゼミ | 3級〜2級(英語プレミアム) | オプションの英語プレミアムで4技能+大量演習。 タブレット1台で定期テストと英検を両立。 |
すでにスマイルゼミを利用中で、 英語だけ厚めにやりたい家庭。 |
| すらら | 5級〜2級(条件付き) | 無学年制で基礎に戻りやすい英検コース。 キャラクターと対話しながら学ぶスタイル。 |
学校の内容に不安があり、 さかのぼり学習+英検目標で立て直したいケース。 |
3. 英検5級・4級:90日プラン(初挑戦)
ここでは、英検5級・4級に初めて挑戦する小学校高学年〜中1前後をイメージして、90日(約3か月)で合格を目指すプランをまとめます。
「通信教育をメイン」にしつつ、過去問と家庭での声かけを足していくイメージです。
3-1. 目標設定:90日でどこまでをゴールにするか
まずは、次の3つを最初に決めておくと計画が立てやすくなります。
- 受験級:5級から始めるか、4級から挑戦するか
- 試験日:90日後を目安に、実際に受ける回を決める
- 週あたりの学習時間:目安として「平日20〜30分+休日30〜60分」
初挑戦の場合は、「少し余裕のある級」からスタートするのがおすすめです。
- 英語学習ほぼゼロ → 5級から
- 学校や通信教育で簡単な英文に慣れている → 4級から
ゴールは、「90日後の試験で合格ラインを超えられるだけの問題量と形式に慣れている状態」。
完璧を目指しすぎず、「7〜8割は安心して解ける」「残りは見たことのある問題が多い」という感覚を狙います。
3-2. 通信教育での週次ロードマップ(90日=12週のイメージ)

90日を「基礎固め→演習強化→仕上げ」の3フェーズに分けて考えます。
通信教育のカリキュラムや単元を、次のような役割で使うイメージです。
● フェーズ1(1〜4週):基本文法・単語をざっと1周
- 通信教育の「5級(4級)レベル」の単元を1日1レッスン程度で進める
- 文法なら「be動詞・一般動詞・疑問文・代名詞・複数形」など、基礎を一気に確認
- 単語は、あいさつ・身の回り・学校・家族・数字・曜日・月などを中心に、1日10〜20語
通信教育の「英検コース」や「英語基礎コース」を使い、「忘れているところ探し」をする時間と考えます。
● フェーズ2(5〜8週):長文・リスニングの「量」を増やす
- 通信教育で長文・リスニングのレッスンを優先的に選ぶ
- 文法レッスンは「弱い単元だけ復習」する形に切り替え
- 1週間の中で、長文×2〜3本・リスニング×3〜4回が入っているのが理想
この時期から、「英検の形式に似た問題」を増やしていきます。通信教育側に英検形式の問題があれば、そこを重点的に活用します。
● フェーズ3(9〜12週):過去問と模試で仕上げ
- 週に1回は過去問または予想問題を1セット解く(時間を計る)
- 通信教育は、過去問で見つかった「弱い単元の復習」に使う
- リスニングは、過去問音声+通信教育のリスニングを1日1回のルーティンに
通信教育だけでなく、過去問で「試験本番の感覚」を早めにつかむことがポイントです。
3-3. 過去問の使い方:3ステップで回す
過去問は、「ただ解いて終わり」だと効果が半減します。90日の中で、次の3ステップで回すイメージを持っておきましょう。
- STEP1:第1回は「実力チェック」
フェーズ2の終わり(7〜8週目)に、過去問を1回分、本番と同じ時間で解いてみます。
ここでは点数そのものより、どこでつまずきやすいか(語彙・文法・長文・リスニング)を確認します。 - STEP2:苦手分野を通信教育で補強
間違えた問題を分類し、通信教育の対応する単元をチェック。
たとえば「三人称単数のミスが多い」→「be動詞・一般動詞の単元を復習する」といった形で、過去問の結果 → 通信教育で補強の流れをつくります。 - STEP3:直前期は「解きなおし用ノート」を1冊作る
過去問や通信教育のミスだけを1冊にまとめて、試験1〜2週間前に一気に見直す用として活用します。
5級・4級レベルなら、過去問は最低2〜3回分に触れておくと安心です。同じ回を解きなおすのもOKです。
3-4. 1週間スケジュール例(5級・4級初挑戦)
「通信教育+過去問」を90日続けるための、1週間の具体イメージです。
● 平日(例)
- 月:通信教育 英語レッスン1本(文法)+単語10語
- 火:通信教育 リスニング1本+前日の単語チェック
- 水:通信教育 長文1本(短めでもOK)
- 木:通信教育 英語レッスン1本(復習)+単語10語
- 金:通信教育 リスニング1本+1週間の弱点チェック
● 休日(例)
- 土:過去問または予想問題の半分(リーディングのみ)を時間を計って解く
- 日:土曜の解き直し+通信教育で対応単元の復習(1〜2レッスン)
合計すると、1週間あたりで約3〜4時間が目安です。
これを90日分「軽めの週・忙しい週」を調整しながら続けると、5級・4級初挑戦でも合格ラインに届きやすくなります。
3-5. 親の声かけ:続けるためのひと言
5級・4級の段階では、「英語を好きでいられるかどうか」がとても大事です。
点数や級そのものより、「自分でもできた」「前より読めるようになった」という感覚を育てる方向で声かけをしていきます。
● 学習前の声かけ
- 「今日はここだけやろうか。10分で終わらせちゃおう。」
- 「どのレッスンからやる? 自分で選んでいいよ。」
● 学習後の声かけ
- 「おつかれさま!今日やった中で、一番『できた』って感じたところどこ?」
- 「この前よりリスニングの聞き取り、ちょっと楽になってきた感じしない?」
● 試験が近づいてきたときの声かけ
- 「合格できたらラッキーくらいの気持ちでOK。ここまで90日続けてきたことだけでもすごいよ。」
- 「もし今回ダメでも、次はここからスタートできるから、ムダにはならないよ。」
保護者が点数や級だけを気にしすぎないことが、子どもの「英語嫌い」を防ぐうえでとても大切です。
通信教育での毎日の積み重ねを、「よく続けているね」と認めてあげることが、次の3級・準2級へのステップにもつながっていきます。
4. 英検3級:90日ロードマップ(中学生の「最初の山」)
4-1. この級の意味
英検3級は、公式には「中学卒業程度」とされています。
中学生にとっては、次のような意味を持つ最初の大きな山です。
- 文法:現在形・過去形・未来表現・比較・受け身・不定詞・動名詞など
→ 学校で習う「中学英文法」をひと通り使いこなせるかが問われます。 - 長文:150〜300語程度の文章を、時間内に読み切る力
- 作文:与えられたテーマに対して、自分の意見を3文前後で書く力
- 面接(2次):短い文章の音読+質問への簡単な受け答え
3級に合格できると、「中学英語の土台はおおむねOK」という一つの目安になります。
また、自治体や高校によっては、入試での加点や英語のクラス分けに使われることも多いため、 「高校受験を見据えた最初の一歩」として位置づけやすい級です。

4-2. 90日ロードマップ(3フェーズ)
英検3級を90日で狙う場合、「文法の総点検→英検形式への慣れ→過去問と面接仕上げ」の3フェーズで考えます。
通信教育は、主に文法・長文・リスニングの土台固めに使い、作文と面接は別途プラスするイメージです。
● フェーズ1(1〜4週):中学英文法の総点検
- 通信教育の中1〜中3英語の総復習ユニットや「3級相当レベル」のレッスンを中心に進める
- 特に、現在完了・比較・受け身・不定詞/動名詞など、つまずきやすい単元を重点的に
- 1週間で「文法レッスン3〜4本+短い長文・リスニング各1〜2本」が目安
この段階では、「覚えていたつもりだけど曖昧なところ」を洗い出すのが目的です。
● フェーズ2(5〜8週):英検形式の問題に慣れる
- 通信教育の英検3級対策講座や「検定対応問題」を優先的に選ぶ
- 空欄補充・会話表現・長文読解・リスニングをバランスよく回す
- 週のどこかで「ミニ模試」的に30〜40分ぶっ通しで解く日を作る
ここからは、「出題形式を体に覚えさせる」段階です。
正答率が低いパートは、通信教育側で対応する単元に戻って復習します。
● フェーズ3(9〜12週):過去問と二次対策で仕上げ
- 週に1回は過去問1回分(一次試験)を時間を計って解く
- 誤答は「なぜ間違えたか」を書き出し、通信教育のレッスンで補強
- 並行して、二次試験(面接)用のフレーズ練習・音読を毎日5〜10分
最後の3〜4週は、新しいことを増やすより「解いた問題の見直し」に重心を移していきます。
4-3. 過去問の扱い:質と回数のバランス
英検3級レベルになると、「どれだけ過去問を解いたか」も合否を分けるポイントです。ただし、量だけ追うと消化不良になりがちなので、 次のような方針で進めると効率的です。
- 最低3回分を「本番モード」で解く
時間を計り、マークシート形式で解く。テスト環境をできるだけ再現します。 - 間違えた問題の「理由」をメモする
「単語が分からない」「文法知識不足」「時間切れ」など、原因ごとに分けると、通信教育でどこを復習すべきかがはっきりします。 - 解き直しノートを1冊作る
間違えた問題だけをノートに貼る/写す → 試験前1週間でそこだけを何度も見直すと記憶に残りやすくなります。
通信教育の英検講座に擬似過去問が入っている場合は、それを「第0回」として使い、本番過去問は2〜3回分に絞るのも一つの方法です。
4-4. 週次スケジュール(部活あり中学生の例)
部活や塾がある中学生でも回しやすいように、「平日30分前後+休日90分」を想定した例です。
● 平日(例)
- 月:通信教育 文法レッスン1本(苦手単元)+例文の音読5分
- 火:通信教育 長文レッスン1本(設問つき)
- 水:通信教育 リスニング1本+シャドーイング5分
- 木:通信教育 英検形式問題(短いセット)1本
- 金:1週間の間違いを見直し+英作文1題(短め)
● 休日(例)
- 土:過去問または模試1セット(一次試験形式)
- 日:過去問の解き直し+二次面接の音読・Q&A練習(10〜15分)
このペースで90日続けると、「文法の穴が減る」「長文・リスニングのペースに慣れる」「英作文と面接に触れる回数が増える」という3つが同時に進みます。
4-5. 親のサポート:過度に「結果」だけを追わない
英検3級は、中学生にとってプレッシャーを感じやすい級でもあります。保護者ができるサポートは、「結果チェック」よりプロセスを整えることです。
- スケジュールづくりを一緒にする
「この3か月は、平日30分+土日のどちらかで1時間やろうか」と、事前に合意を取っておくと続きやすくなります。 - 学習ログを一緒に眺める
通信教育の「学習履歴」画面を週1回一緒に見て、
「今週これだけやれたね」「来週はここを増やしてみる?」と前向きな振り返りをします。 - 過去問の点数に一喜一憂しすぎない
点数よりも、「どのパートが伸びたか」「前より時間配分がうまくなったか」など、成長している部分を具体的に伝えることが大切です。 - 二次面接は「練習相手」になる
面接カードを見ながら、親子でロールプレイをするだけでも、本番への不安はかなり軽くなります。
英検3級に向けた90日間は、単に資格を取るだけでなく、「計画を立てて継続する経験」にもなります。
「合否」だけでなく、このプロセスそのものを家庭で共有していくことが、次の準2級・2級への大きな財産になります。
5. 英検準2級:高校内容を無理なくステップアップ
ここからは、英検準2級に挑戦する中学生(中2・中3)と、高1前後をイメージした内容です。
「高校内容も入ってくるけれど、無理なく・つぶれず・着実にステップアップしたい」という視点でまとめていきます。
5-1. 準2級を受験する意義
英検準2級は、公式には「高校中級程度」とされており、次のような意味があります。
- 高校入試でのアドバンテージ
自治体や高校によっては、内申点の加点・優遇措置・入試免除の一部に準2級が使えることがあります。 中3の秋〜冬に準2級を持っていると、出願戦略の幅が広がるケースもあります。 - 高校英語への「橋渡し」
長文量・語彙レベルともに3級より一段階アップし、高校教科書レベルの英文に早めに触れられるため、 高校入学後の英語学習がスムーズになります。 - 「英語が得意科目」であることの証明
内申や模試の偏差値だけでなく、準2級という客観的な資格を持っていると、 推薦入試や面談の場面でアピールしやすくなります。 - 2級へのステップとしてちょうど良い
いきなり2級から目指すより、準2級を挟んだ方が語彙・長文の負担が小さく、 結果的に2級までの道のりが短くなることも多いです。
「高校レベル」と聞くと身構えてしまいますが、中学内容をしっかり固めたうえで、少し背伸びをする級だと考えるとイメージしやすくなります。
5-2. 準2級ロードマップ(目安4〜6か月)

準2級は、3級に比べて語彙数・長文の量・ライティングの負荷が一段階上がります。
初挑戦の場合、最低4か月、できれば6か月を目安に計画を立てると安心です。
ここでは、4か月(約16週)を想定したロードマップを例として示します。
● フェーズ1(1〜4週):3級レベルの抜けをつぶす
- 通信教育の中学英語総復習/3級対策ユニットを使い、文法の穴をチェック
- 特に、時制・関係代名詞・比較・助動詞・受け身・不定詞・動名詞を集中的に整理
- 1週間の目安:文法レッスン3〜4本+短めの長文・リスニング各1〜2本
この期間は、まだ「準2級の本番問題」にこだわらず、「中学内容の抜けを埋める」ことを最優先にします。
● フェーズ2(5〜10週):準2級形式に慣れつつ語彙を増やす
- 通信教育の準2級対応レッスンや、「検定対応」表記のある長文・リスニングを優先的に解く
- 単語・熟語帳(準2級レベル)を1冊決めて、1日20〜30語を目安に回す
- 週1回は「準2級形式のセット問題」を30〜40分で解く(全部でなく一部でもOK)
この時期は、「読み切れない」「単語が分からない」感覚があってもOKです。
ポイントは、知らない単語にマーカーをつけて、そのまま放置しない仕組み(あとでアプリや単語帳で回す)を作ることです。
● フェーズ3(11〜16週):過去問とライティング・面接の仕上げ
- 2週に1回は過去問1回分を時間を計って解く(少なくとも3回分には触れる)
- 通信教育は、「過去問で間違えた分野」の復習に使う
- ライティング(英作文)は、週2題程度を通信教育の添削/市販問題集でこなす
- 二次試験の練習は、音読+Q&Aを1日5〜10分だけでも毎日続ける
最後の1か月は、新しい問題集を増やさず、「解いたもののやり直し」に集中するイメージが大事です。
5-3. 市販教材の併用:この2冊があると安心
準2級レベルになると、通信教育だけだと「問題の量」が少し物足りないと感じる場合があります。
そのときは、市販教材を「2冊だけ」厳選して併用するのがおすすめです。
- ① 単語・熟語帳(準2級レベル)
例:準2級向けの「でる順」「ターゲット」など。
通信教育のレッスンで出てきた「知らなかった単語」に印をつけて、この単語帳で再登場させるイメージです。 - ② 準2級過去問/予想問題集
解説が丁寧で、別冊にリスニングスクリプト・解答解説があるタイプを選ぶと復習がしやすくなります。
3回分以上入っているものであれば、4〜6か月の中で2〜3周回すことができます。
これ以上教材を増やすと、「どれも最後まで終わらない」状態になりがちです。
通信教育を「メインの土台」、市販教材2冊を「量を増やすサブ」と位置づけると、シンプルに管理できます。
5-4. 週次プラン(準2級チャレンジ中3の例)
中3で準2級に挑戦するケースを想定した、1週間の学習イメージです。
部活や塾の忙しさに応じて、量を増減して調整してください。
● 平日(各30〜40分を目安)
- 月:通信教育 文法レッスン1本(準2級レベル)+単語帳20語
- 火:通信教育 長文レッスン1本(設問つき)+長文の音読5分
- 水:通信教育 リスニング1本+スクリプトを使ったシャドーイング5分
- 木:通信教育 準2級形式のセット問題(語句整序・会話文など)1本
- 金:英作文1題(80〜100語ではなく、まずは40〜60語でもOK)+通信教育または市販の添削・自己採点
● 休日(合計90〜120分を目安)
- 土:過去問リーディング・リスニング(1回分)を時間を計って解く
- 日:土曜の解き直し(解説を読み込む)+二次試験の音読・Q&A練習(10〜15分)
これを4〜6か月続けると、「準2級レベルの長文と語彙に慣れる」「英作文とリスニングに触れる回数が増える」状態になります。
余裕がある場合は、英作文の本数を週3題に増やすと、ライティングの伸びが実感しやすくなります。
5-5. 親の声かけ:難しくなった分だけ「プロセス」をほめる
準2級になると、「分からない単語が多い」「長文が長い」など、子どものストレスも増えやすくなります。
この段階での保護者の役割は、「結果」より「取り組み方」をほめることです。
● 勉強前の声かけ例
- 「今日は単語と長文だけにしようか。やることを絞ってやってみよう。」
- 「分からない単語が出てきたら、印をつけるだけでOKにしよう。全部をその場で覚えなくて大丈夫。」
● 勉強後の声かけ例
- 「今日の長文、どのあたりまでは意味が追えた?最後までじゃなくてもOKだよ。」
- 「前より、英作文に書けることが増えてきたね。一文増やせただけでも進歩だよ。」
● 不安が強いときの声かけ例
- 「準2級は高校の内容も入っている難しい級だから、分からないところがあって当たり前だよ。」
- 「今回もしうまくいかなくても、次は今の力からスタートできるから、ムダにはならないよ。」
心理学的にも、「できた/できない」の結果より、「どんな工夫をしたか」「どこまで続けられたか」に注目してもらえると、人は行動を続けやすいと言われています。
保護者がその視点で見守ってあげることが、準2級→2級とステップアップしていくうえでの土台になっていきます。
6. サービス別・英検対応マップ(中学生向け)
ここでは代表的な通信教育や英検関連サービスを、英検との相性という観点からざっくり整理します。
- 進研ゼミ中学講座+Challenge English:
教科書レベルの基礎固めに強く、専用アプリで4技能をバランスよく伸ばせます。英作文の添削や検定対策オプションも。 - Z会中学生コース/英語4技能講座:
添削の質が高く、準2級〜2級レベルの読解・作文に強みがあります。学校の定期テスト対策と英検対策を同時に進めたい子向け。 - スマイルゼミ中学生コース(英語プレミアム):
タブレット1台で英検の頻出表現をコツコツ積み上げやすく、3級レベルの一次試験対策と相性が良いです。 - すらら:
無学年制で「小学校内容からやり直し」をしやすく、まずは3級レベルまでの基礎固めをしたい子に向いています。 - 英検ネットドリル・スタディギア:
旺文社や英検公式が提供する“英検特化”の過去問・類題演習サービス。通信教育と組み合わせて使うと、一次試験対策の精度が上がります。 - 英検協会の公式通信講座:
級別にカリキュラムが組まれており、一次試験対策の完成度が高い講座です。ただし、二次試験は別途対策が必要になることも多いです。
どれが「1位の教材」かというよりも、「どのタイプの子に、どのサービスが相性が良いか」で考えた方が失敗が少なくなります。
7. 英検×高校受験・内申・進路

7-1. 公立入試での活用例
英検は、多くの都道府県で公立高校入試の「みなし得点」「加点」「出願条件」として活用されています。具体的な扱いは自治体ごとに異なりますが、よくあるパターンは次のようなものです。
- 内申や当日点への加点
例)英検3級=+◯点、準2級=+△点、2級=+◎点 などの形で、英語の得点に加点されるケース。 - 英語の得点を「満点扱い」にする
英検準2級以上を持っている場合、入試当日の英語の点数を自動的に80点/満点扱いとするなど、 「英検を取っていれば当日の失敗をある程度カバーできる」制度になっていることもあります。 - 出願条件・選抜要件として使われる
一部の上位校・グローバル系コースでは、出願の条件として「準2級以上」を求めたり、 英語重視枠での選抜条件にしているケースもあります。
こうした制度は毎年少しずつ変わるため、実際には各都道府県教育委員会・志望校の募集要項で、最新の取り扱いを必ず確認しておきましょう。
7-2. 私立での優遇例
私立高校では、公立以上に英検の活用パターンが多様です。代表的な例を挙げると、
- 推薦・単願入試での「出願資格」
「英検準2級以上を取得していること」など、一定級以上を持っている生徒を対象とした推薦枠を設ける学校があります。 - 特進・グローバルコースでの優遇
英語に力を入れているコースでは、英検2級・準2級取得者に対して奨学金や授業料減免を用意している例もあります。 - 入試科目の免除・代替
「英検◯級を持っていれば、当日の英語試験を免除」「別基準で合否判定」など、英検が一部入試科目の代わりになる場合もあります。
私立は学校ごとに方針が大きく違うため、必ず志望校のパンフレット・公式サイトの『入試情報』ページで、英検の扱いをチェックしておくのがおすすめです。
7-3. 通信教育で「内申+英検」を同時に狙う
高校受験を考えるとき、「英検だけ取れればOK」ではなく、「内申(定期テスト)+英検」の両方をどう上げていくかが重要です。
通信教育をうまく使うと、次のような形で一石二鳥を狙いやすくなります。
- 定期テスト範囲と英検対策を同じ教材でカバー
多くの通信教育では、学校の教科書準拠のカリキュラム+英検対応講座がセットになっています。
「定期テスト前は教科書範囲」「テストが終わったら英検講座メイン」というように、同じプラットフォーム内でメリハリをつけて切り替えやすいのがメリットです。 - 弱点を一元管理できる
通信教育の学習履歴を見れば、「学校範囲の文法」と「英検範囲の長文・リスニング」の両方でどこが弱いかが分かります。
その結果、「内申対策として、この単元の点数を上げる」「英検対策として、このパートの演習量を増やす」といった優先順位を立てやすくなります。 - 家庭側の管理がシンプル
5教科バラバラの教材を使うよりも、1つの通信教育で全体を管理した方が、保護者の声かけ・進捗確認もしやすいです。
「内申を安定させつつ、英検も取りたい」という場合は、まずは5教科対応の通信教育を軸にして、必要に応じて英検のオプション講座や市販問題集を足していくのが現実的です。
7-4. 中1〜中3の取得計画(例)
最後に、「高校受験を見据えた英検取得の一例」として、中1〜中3の3年間のざっくりしたプランを示します。
あくまで一例なので、お子さんのスタートレベル・部活・通塾状況に合わせて調整してください。
● 中1:英語の土台+3級への布石
- 学校英語と通信教育で、アルファベット・基本文法・単語1000語前後までを固める
- 余裕があれば、中1の終わり〜中2前半で英検3級を目標にする
- 英検は受けても受けなくてもOK。最優先は英語を得意科目にしておくこと
● 中2:3級を取り切る+準2級の土台づくり
- 中2の終わりまでに3級合格を一つの目安にする(遅くとも中3の夏までには取り切る)
- 通信教育の3級対策講座+中学英文法の総復習を使い、文法の穴をつぶしておく
- 英語に余力がある場合は、準2級の単語帳や長文に少しずつ触れ始める
● 中3:準2級で入試に備えつつ、2級への視野も
- 中3夏〜秋までに準2級合格を目標に設定(公立入試・私立出願に間に合う時期を逆算)
- 通信教育で入試対策(長文・リスニング)と準2級対策を同時並行で回す
- 英語が得意で、上位校やグローバル系を目指す場合は、中3〜高1前半で2級に挑戦する計画も視野に入れる
このように、「内申(定期テスト)」と「英検(資格)」をバラバラに考えず、3年間を通した大まかなロードマップを持っておくと、
「今は内申重視の時期」「ここから3か月は英検に寄せる時期」といったメリハリのある学習計画を立てやすくなります。
8. 2024リニューアル・S-CBT対応で変わった英検対策
ここでは、2024年度以降の英検リニューアルと、S-CBT(パソコン受験)への対応ポイントを整理します。
「昔の英検対策」のままだとズレが出やすい部分なので、ライティング・S-CBT・通信教育・過去問の位置づけをアップデートしておきましょう。
8-1. ライティング増加:アウトプット型にシフト
最近の英検では、級を問わずライティング(英作文)の比重が高くなり、出題も“意見を書かせるタイプ”が中心になっています。
「単語や文法ができる=合格」ではなく、自分の考えを英文でまとめる力が合否を左右しやすくなりました。
- 3級:短い意見文(自分の考え+簡単な理由)
- 準2級:与えられたテーマについて、理由2つ程度をそえて書く形式
- 2級:社会的・抽象的なテーマに対して、賛成・反対+理由2〜3つを論理的に書く形式
そのため、これからの英検対策では、
- 「語句整序だけ」「長文だけ」では不十分で、ライティング練習を毎週のルーティンに入れる
- 通信教育の英作文添削を活用し、返却された解答をリライト→音読してフレーズを体に入れる
- 市販の英作文対策本を併用する場合も、「写して終わり」ではなく、自分の言葉で書き直すステップを必ず入れる
こうした「書く→直す→言い回しを覚える」サイクルを、3級の段階から少しずつ回しておくと、準2級・2級へのステップアップがかなり楽になります。
8-2. S-CBTのメリット:受験機会と時間の柔軟性

英検は従来の紙ベースの検定(筆記+リスニング+面接)に加え、S-CBT(パソコンで行う英検)でも受験できるようになりました。
中学生にとっての主なメリットは次のとおりです。
- 受験日程の選択肢が増える
従来の「年3回の検定日」だけでなく、CBT実施会場の空き日程から選べるため、
部活の大会・定期テスト・模試と重ならない日を見つけやすくなります。 - 1日で4技能を受験できる(級や回による)
紙ベースの検定では、一次試験と二次試験の日が離れているのが負担でしたが、
S-CBTでは1日でReading・Listening・Writing・Speakingをまとめて受けられる形式もあり、
「受けっぱなしで二次対策を忘れていた…」という失敗を防ぎやすくなります。 - パソコン操作に慣れている子には有利になり得る
キーボード入力に慣れていれば、ライティングを手書きよりスピーディーに書けることもあります。
逆に入力が苦手な場合は、事前にタイピング練習をしておくと安心です。
どの形式を選ぶかは、お子さんの性格(紙とPCどちらがやりやすいか)や、生活スケジュールに合わせて決めるのがポイントです。
8-3. 通信教育の対応:紙&S-CBTの両方を意識する
通信教育各社も、2024年以降の英検リニューアルやS-CBTの広がりに合わせて、徐々にカリキュラムをアップデートしています。
英検対策として通信教育を使うときは、次の点を意識してチェックしておきましょう。
- 最新の出題形式に対応しているか
・ライティングの設問形式が、現行の英検と同じスタイルか
・S-CBTや新形式の問題例に、説明や演習が用意されているか - PC・タブレット操作を意識した練習があるか
・タイピングやマウス操作を想定した練習問題があるか
・画面上でスクロールしながら長文を読む形に慣れられるか - ライティング添削&面接対策の充実度
・英作文を写真提出・タイピング提出できるか
・返却後にどのようなフィードバックが得られるか(構成・語彙・文法など)
・S-CBT形式のスピーキング(録音型)を意識したトレーニングがあるか
もし通信教育側のS-CBT対応がまだ限定的な場合でも、「紙の問題で内容を理解」+「S-CBT公式サイトのサンプルで操作に慣れる」という二段構えにすれば対応は可能です。
通信教育はあくまで基礎力・問題形式の理解に使い、PC操作部分は公式サンプルや学校のPCで補うイメージで捉えておきましょう。
8-4. 過去問だけでは不足する理由
英検対策といえば「過去問をとにかく解く」が定番ですが、2024リニューアル後の英検では、それだけでは足りない場面が増えています。
- ① 問題形式が少しずつ変化している
古い年度の過去問だけを使うと、現在の配点・出題傾向・ライティング形式とズレてしまうことがあります。
→ 最新年度に近い過去問や、現行形式に合わせた予想問題集も併用したいところです。 - ② ライティングとスピーキングは「添削・フィードバック」が必須
過去問を解くだけでは、自分の英作文や話し方のクセに気づきにくいです。
→ 通信教育の添削・オンライン英会話・学校の先生などから、一度は第三者のフィードバックをもらうことが重要です。 - ③ 語彙・表現は「ストック作り」が必要
過去問を解いているだけでは、語彙・フレーズの「整理されたストック」が作りにくく、
ライティングや面接でとっさに使えません。
→ 通信教育の単語・フレーズ集や、市販の単語帳でよく出る表現をまとめておくことが大事です。 - ④ S-CBT特有の操作に慣れにくい
過去問(紙)だけでは、画面スクロール・マウス操作・タイピングなどの感覚が身につきません。
→ 公式サイトのサンプル問題や模擬画面、学校・塾のPC環境を使って、実際に操作してみる時間を別途つくる必要があります。
過去問はあくまで「本番形式に慣れるための最終チェック道具」と考え、
・通信教育での基礎力+4技能の底上げ
・単語・表現ストックの整理
・S-CBT操作への事前慣れ
を組み合わせることで、2024リニューアル後の英検でもムリなく力を発揮しやすくなります。
9. 通信教育×塾・オンライン英会話の使い分け
英検対策では、「通信教育だけ」にこだわるより、必要に応じて塾やオンライン英会話を組み合わせた方が、
一次試験(読む・聞く・書く)と二次試験(話す)をバランスよく伸ばしやすくなります。
ここでは、よくある3つのパターン別に「役割分担」のイメージをまとめます。
9-1. 一次=通信教育/二次=オンライン英会話併用
最もおすすめしやすいのが、一次試験は通信教育メイン・二次試験はオンライン英会話で仕上げるパターンです。
- 通信教育の役割(一次試験)
- 語彙・文法・長文・リスニングを毎日のレッスンでコツコツ積み上げる
- 英作文は、通信教育の添削機能があれば週1〜2本ペースで提出・リライト
- 過去問で見つかった弱点を対応単元のレッスンで復習する
- オンライン英会話の役割(二次試験)
- 面接カードの音読→質問に答える流れを、先生相手にロールプレイする
- 「聞き返すフレーズ」「時間稼ぎの一言」など、本番で使える定型表現を体で覚える
- カメラ越しに話す経験を重ねて、緊張感に慣れる
目安として、試験2〜3か月前から週1〜2回のオンライン英会話を入れると、二次試験への不安がかなり軽くなります。
9-2. テスト対策は塾・英検は通信教育で進める場合
「定期テストや入試対策は塾に通っている」「英検までは塾で手が回らない」というご家庭では、
塾=内申&入試、通信教育=英検・5教科の自宅学習という分担が現実的です。
- 塾の役割
- 学校の授業に合わせた定期テスト対策
- 高校入試に向けた過去問演習・記述対策
- 模試結果の分析や、受験校選びなど全体戦略の相談相手
- 通信教育の役割
- 英検用の語彙・文法・長文・リスニングを自宅で補強
- 塾のない日・スキマ時間に、英検対応レッスンを15〜20分だけ進める
- 英検で必要な英作文の添削や、S-CBT形式に近い問題を扱う
この場合、「塾の宿題が多い週は英検を控えめにする」「テストが終わった週は英検を手厚くする」など、
家庭でざっくりとした優先順位(今週は塾/今週は英検)を決めておくと、どちらも中途半端になりにくくなります。
9-3. 英語が苦手な子の併用例
英語が苦手な中学生の場合、いきなり英検級を決めて追い込むよりも、
「学校英語の立て直し」+「英語に慣れる時間」を作ることが先決です。
- ステップ1:通信教育で“中1レベル”からリスタート
- 無学年制やさかのぼり学習ができる通信教育なら、中1英文法・単語に戻って総復習
- 1日10〜15分でよいので、「毎日英語に触れる」習慣づくりを優先
- ステップ2:塾・個別指導で「学校ワーク×テスト範囲」を固める
- 定期テスト前だけでも、学校ワークの解き直し・テスト範囲の整理をサポートしてもらう
- 「学校の点数が少し上がる経験」を作り、英語への苦手意識を和らげる
- ステップ3:オンライン英会話は“楽しさ重視”で少しずつ
- いきなり英検対策ではなく、自己紹介・好きなもの・学校生活など話しやすいテーマから
- 「間違えてもOKな場」で、英語を声に出すことに慣れる
このように、通信教育=基礎のやり直し・習慣づくり、塾=テスト前の追い上げ、オンライン英会話=話す楽しさと役割を分けると、
「英検の級」だけに縛られず、英語力そのものを底上げする3〜6か月を作ることができます。
10. タイプ別・家庭別の通信教育×英検の選び方

同じ「英検対策」といっても、部活・家庭の状況・性格によって、合う進め方は大きく変わります。
ここでは、代表的な4パターン別に「通信教育の選び方」と「家庭での工夫」のポイントを整理します。
10-1. 部活が忙しい子:スキマ時間前提で選ぶ
平日は部活で帰宅が遅く、「机に向かって1時間」は現実的でないタイプです。
この場合、「1回10〜20分で完結するレッスン」「タブレット1台で4技能までいける」通信教育が向いています。
- 選び方のポイント
- 家庭での工夫
- 「平日は1レッスンだけ」「休日は過去問」と、最低ラインを決めておく
- 部活のオフ日をあらかじめカレンダーに書き込み、英検強化デーとしてまとめて過去問を解く
- 「今日はできなかった…」ではなく、週トータルでどれだけ進んだかを見るようにする
10-2. 英語だけ伸ばしたい子:英語特化型+5教科の最低限
「とにかく英語が好きで、英語だけはグンと伸ばしたい」というタイプです。
この場合は、英語のカリキュラムが厚い通信教育+学校ワークで他教科を補う形が現実的です。
- 選び方のポイント
- 英検対応の級別講座(3級・準2級・2級)が充実している
- 英作文添削・オンラインスピーキングなど、アウトプットの機会が多い
- 中学〜高校レベルまで先取りしやすい教材構成になっている
- 家庭での工夫
10-3. 自己管理が苦手な子:仕組みで「やらざるを得ない」状態を作る
自分一人では「いつやるか」「どれくらいやるか」を決めにくいタイプです。
この場合、スケジュール提示・進捗管理・保護者向け通知がしっかりしている通信教育を選ぶのがポイントです。
- 選び方のポイント
- 「今日のミッション」のように、やるべきレッスンを自動で示してくれる
- 学習時間や達成状況が、保護者のスマホでも確認できる
- 「連続学習◯日」のような、ゲーム感覚の仕掛けがある
- 家庭での工夫
10-4. 共働き家庭の工夫:見守りを「仕組み」と「記録」に任せる
共働きで、毎日細かく学習を見てあげるのが難しいご家庭では、
「親がいなくても回る仕組み」+「あとから状況を確認できる記録」を重視して通信教育を選ぶのがおすすめです。
- 選び方のポイント
- 保護者用アプリやWeb画面で、学習時間・達成レッスン・テスト結果を後から確認できる
- AI診断や学習プラン機能で、ある程度自動的に次のステップを示してくれる
- 英検だけでなく、5教科の定期テスト対策も1つで完結できる
- 家庭での工夫
- 平日夜は「親は学習内容を聞かない代わりに、週末にまとめてログを確認する」と割り切る
- 土日のどこかで10〜15分だけ、「英検の話をする時間」を作り、目標や進捗を一緒に見直す
- 「何分やったか」よりも、「今週はどの単元が進んだか・何ができるようになったか」を話題にする
このように、お子さんのタイプ×家庭の状況で通信教育の向き・不向きは変わります。
「どのサービスが一番有名か」よりも、自分たちの生活リズムで3か月以上続けられそうかを基準に選ぶと、英検対策も内申対策もブレにくくなります。
11. 脳科学Tips:長期記憶に残す「回し方」
英検の単語やフレーズを「分かったつもり」で終わらせず、長期記憶に残すためには、
① 間隔をあけて何度も出会うこと(間隔反復)と、② 間違えたところだけ集中的に繰り返すことがポイントです。

11-1. 24h→3d→7dの間隔反復
脳は、一度覚えた情報を「しばらく使わない」とどんどん忘れていく性質があります。
ただし、忘れかけたタイミングで思い出す練習をすると、記憶が一気に強くなります。
おすすめは、次の「24h→3日→7日」ルールです。
- STEP1:当日…その日に覚えた単語・フレーズを、寝る前に軽くチェック
- STEP2:翌日(24h後)…もう一度、同じリストをテスト形式で確認
- STEP3:3日後…「あやしいもの」だけを抜き出して再チェック
- STEP4:7日後…1週間前にやった内容を、ミニテスト感覚でまとめて確認
通信教育の復習機能や間違えた問題だけを出してくれる機能があれば、
これらのタイミングに合わせて「24h・3日・7日」の復習を組み込むと効率的です。
ポイントは、「完璧に覚えてから次へ」ではなく、「少し忘れかけた頃に何度も出会う」こと。
このタイミングで思い出そうとすることで、脳の“努力した記憶”になり、長く残りやすくなります。
11-2. 誤答カードの回し方(ミスだけ集めるデッキ)
すべての単語を同じ回数くり返すより、「間違えたものだけ」を集中的に回した方が、時間あたりの効果が大きくなります。
そこでおすすめなのが、「誤答カード」だけで作るデッキです。
● 誤答カードの作り方
- 単語帳・通信教育・過去問などで間違えた単語・表現だけを、カードやアプリの「マーク付きリスト」に入れる
- 表には英単語/英文、裏には日本語の意味・簡単な例文を書いておく
- 1日5〜10枚など、枚数を決めて回す(増えすぎないようにする)
● 回し方のコツ
- ① 正解:カードを「間隔をあける山」に移動
すぐに思い出せたものは、24h→3日→7日のタイミングで再登場させる。 - ② あいまい・不正解:今日の山のいちばん後ろに戻す
同じ日だけでもう1〜2回、あえて短い間隔で繰り返します。 - ③ 3回連続で正解したら「卒業」
別の束に移しておき、1〜2週間後に軽く総復習する程度にする。
誤答カードデッキを使うと、「できるもの」ではなく「できていないもの」に時間を集中できるようになります。
英検の直前期こそ、新しい問題より「誤答カードを何周回せたか」を意識してみてください。
12. 心理学Tips:習慣化で「続けられる英検対策」にする
英検対策でいちばん難しいのは、やり方よりも「続けること」です。
ここでは、心理学の考え方をもとに、「やる気待ちをやめる工夫」と「続けたくなる声かけ」の2つを紹介します。
12-1. If-Thenで「やる気待ち」をなくす

人は「やる気が出たらやる」と考えがちですが、行動科学では、「先に少し動くと、あとからやる気がついてくる」ことが分かっています。
そこで使いたいのが、If-Then(もし〜なら→〜する)ルールです。
具体的には、次のように「時間」「行動」「場所」とセットにして決めます。
- もし夕食後に自分の部屋に戻ったら → タブレットで英検レッスンを1本だけやる
- もし電車・バスに乗ったら → 英検単語アプリを3ページだけ見る
- もしお風呂に入る前にリビングにいたら → 単語カードを5枚だけめくる
ポイントは、「少なすぎるくらいの量」で決めることです。
「毎日1時間やる」と決めると続きませんが、「1レッスンだけ」「5枚だけ」なら、部活や塾があっても動き出しやすくなります。
If-Thenルールは、紙に書いて机の上や冷蔵庫などよく目につく場所に貼っておくと、なお効果的です。
「今日はやる気がないから…」ではなく、「If(きっかけ)が来たから、Then(行動)だけやる」と考える癖をつけていきましょう。
12-2. 行動をほめる継続術
勉強が続かない大きな理由の1つが、「結果だけを見られてしまうこと」です。
心理学では、「結果」ではなく「行動・工夫」をほめられたときに、人は行動を続けやすくなるとされています。
英検対策でも、次のような「行動そのもの」をほめる声かけを意識してみてください。
- ×「なんでまだ3級なの?」
○「部活で疲れてるのに、今日もレッスン1本やったのがすごいね。」 - ×「もっと点数取れたでしょ?」
○「前よりリスニングの正解数が増えてるね。どんな工夫をしたの?」 - ×「合格できなかったじゃん」
○「3か月ちゃんと続けたことはなくならないよ。次はどこを変えてみたい?」
子ども自身も、「自分で自分の行動をほめる」練習をすると、モチベーションの上下に振り回されにくくなります。
- 「今日は単語10個だけど、ゼロじゃなかったのはえらい」
- 「過去問は半分しか解けなかったけど、時間を計ってチャレンジできたのはよかった」
英検は、一発勝負ではなく何度も挑戦できる試験です。
合否に一喜一憂するより、「今日の行動」「今週の工夫」に目を向けていくことで、
中長期的に見たときの伸びが大きく変わってきます。
13. 英作文と二次面接:通信教育+オンライン英会話
英作文:
- 基本は「導入 → 自分の意見 → 理由2つ → まとめ」の4〜5文構成にする。
- 通信教育の英作文課題を活用し、添削→リライト→音読までをセットにする。
- よく使う表現(理由の言い方、対比の言い方など)は、フレーズごと覚えてしまう。
二次面接(スピーキング):
- 過去問の「イラスト説明」「Q&A」を、家族やオンライン英会話の先生とロールプレイする。
- 模範解答を丸暗記するより、「自分の言葉で話す」練習を重視する。
- 週1〜2回の短時間でも、実際に声に出してやり取りする経験があると、本番の緊張が大きく減る。
通信教育で「英作文の型」を固めつつ、オンライン英会話や対面の塾で「実際に話す練習」をする組み合わせが、二次対策の王道です。
14. 通信教育×学校の勉強×部活の両立術
- 総合通信教育(進研ゼミ・スマイルゼミ・すらら など)は「定期テスト対策」と「英検基礎」を同時に回せるのがメリット。
- テスト前1〜2週間は学校のテスト範囲を優先し、英検対策は「単語・リスニング」の最小限セットに絞る。
- 中1〜中3の年間カレンダーに「どの回で何級を受けるか」を先に書き込み、勉強の山場をイメージしておく。
「全部を同時に完璧に」ではなく、時期ごとに“どれを優先するか”を切り替える意識が大切です。 家庭全体の学習リズムを整えるには、【最新】小学生の家庭学習は何から始める?|3本柱の進め方・学年別の目安とNG行動や 小学生の通信教育はいつから始める?学年別・目的別の最適時期と続けるコツ【保存版】 の内容もつながってきます。兄弟姉妹の家庭学習と合わせて設計しておくと、中学生になってから英検対策を組み込みやすくなります。
共働き家庭で時間のやりくりが難しい場合は、 共働きでも回る中学生の受験勉強|平日15分テンプレと内申3本柱【保存版】 にある「平日15分テンプレ」をベースに、英検用の15分ブロックを1つ足す形が現実的です。
15. 脳科学Tips/心理学Tips:英検勉強を続ける工夫
- 覚えたい単語や問題は、「1回正解で終わり」ではなく「何度も間違えたものほど優先」で復習する。
- テスト効果(Testing Effect)の研究では、「解き直し」を繰り返した方が、単に読み返すより長く記憶に残ることが分かっています。
- 通信教育の「間違えた問題だけを出す機能」がある場合は、積極的に活用しましょう。
- 自己決定理論(SDT)では、人は「自分で決めた目標」の方が粘り強く続けやすいと言われています。
- 「どの級から受けるか」「どの通信教育を使うか」を、親が全部決めるのではなく、子どもと一緒に話し合って決めるのがおすすめです。
- If–Thenプラン(もし〜したら→〜をする)を、親子で一緒に作るのも効果的です。
まとめると、「解き直しを大事にする」「子ども本人に選択させる」この2つが、英検勉強をムリなく続けるうえでのカギになります。
16. よくある質問(FAQ)
- Q. 通信教育だけで英検に受かりますか?
- A. 3級であれば、通信教育をメインにしつつ過去問をしっかり解けば、十分合格は狙えます。 準2級以上では、通信教育に加えて英検公式問題集や英作文添削、二次面接の練習を組み合わせると合格率が上がります。
- Q. どの級から受けるのがおすすめですか?
- A. 英検自体が初めてであれば、中2までに3級、その後準2級…というステップがおすすめです。 すでに小学生のうちに3級を取っている場合は、準2級からでもOKです。
- Q. 落ちてしまった場合は、次に何をすればいいですか?
- A. ショックは大きいですが、実は「どこで点が足りないのか」が分かる貴重な機会です。 弱点を分析し、3か月プランを組み直してから次の回を受ける方が、伸びが大きくなります。
- Q. 英検S-CBTと紙の試験、どちらが良いですか?
- A. タブレットやPCに慣れている子、リスニングブースの静かな環境が合う子にはS-CBTも選択肢になります。 一方で、マークシートに慣れている場合は、従来型の試験の方が安心という声も多いです。
- Q. 英検対策と学校のテスト対策、どちらを優先すべきですか?
- A. 基本は「定期テスト前2週間は学校のテストを優先」です。 英検は長期戦なので、テストが落ち着いた時期にペースを戻すイメージで考えましょう。
17. まとめ:合格への最短ルート
通信教育は、「日々の基礎力」を強化するうえで非常に頼もしい存在です。 ただしそれだけで完結させようとすると、「過去問不足」「面接練習不足」といった“あと一歩の壁”にぶつかることもあります。
通信教育で土台を作りつつ、公式教材とオンライン英会話で仕上げる。
そして、過去問→弱点分析→通信教育で穴埋め→再度過去問という流れを3か月単位で回すことが、 合格への最短ルートです。
まずは今日、受ける級/受験回/使う教材を紙に書き出し、 「1週間のミニプラン」からスタートしてみてください。 高校入試までの全体像は、【保存版】高校受験の効率的な勉強方法や 【高校受験】偏差値UPの勉強法3つも合わせて読むとつながります。 英検で鍛えた力を、入試本番の得点力につなげていきましょう。
中3英語の具体的な勉強ステップを知りたい場合は、 【英語】中3英語:高校受験合格へ!最強勉強法とテスト対策 もチェックしてみてください。
